皆さんこんにちは！ トレーナーの良永です！

今回は応急処置について説明させていただきます。

転倒や衝突などの1回の外力により組織が損傷してしまう＝“外傷”で使われるRICE処置について説明します。

RICE処置＝rest，ice，compression，elevationの4手技の頭文字を用いた代表的な応急処置。

rest：安静を意味する

運動などを中止し血流循環を抑えて患部の血流量を減らし、固定することにより損傷部位の局所的な安静を図ります。

ice：冷却を意味する

幹部を冷却することにより、炎症により過剰に高まった局所の熱感を下げる。

2次的低酸素症を抑制する。

compression：圧迫を意味する

損傷した細胞や毛細血管の内出血を抑える。

 血管や神経を圧迫しすぎて血行障害や神経障害を起こさないよう注意が必要。

elevation： 挙上を意味する

患部を心臓より高く上げることで、物理的に血流を緩やかにする為、内出血が抑えられる。

上記の4手技を行うことがRICE処置とされます。

冷却についてもう少し詳しく説明します！

冷却する際にはアイスパックを使っていきます。

アイスパックはビニール袋or氷嚢に氷を入れて作ります。

注意点は①氷を平らに並べる②袋の中の空気を抜き真空状態にするです。

①アイスパックを平らにすることで患部皮膚表面に密着する為、伝導率が上がります！

②空気が入ってしまうと、氷層・水層・空気層に分かれてしまいます。空気層の部分は冷却効果が期待できず効率を低下させてしまう為、真空状態で作るのが望ましいです。

固定する際は包帯やタオルでもいいですが、伸縮性のある弾性包帯(バンテージ)を利用した方が強さを調節しやすい為、圧迫障害を防ぐことができます。

冷却の時間は1回につき20～45分を目安に行い、冷却部位によって変化します。

指などは短時間ですみますが太ももといった大きい部位ではある程度に時間が必要な為、患部の部位に合わせて時間を工夫することが大切です！

間隔は1～2時間に1回間欠的に行うのが良いと言われています。

もし皆さんが捻挫や打撲などをしてしまい冷却する際は上記のことを少し意識してみてください(^^)！

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