今回は皆さんが毎日使う「足」についてお話します。
普段の生活をしていて「歩く」「階段などの上り下り」「立ち座り」などで動かしている足関節・足部の機能構造を知っているでしょうか?
- 足関節は足部と下腿の接続関節であり、下腿の脛骨、腓骨、距骨からなります
足首の内側を脛骨、外側を腓骨となります。
- 足関節・足部の動きには底屈・背屈・内転・外転・回内・回外・内返し・外返しの8つあります。1つずつご説明します。
☆底屈・・・指先を下に向けるイメージ
☆背屈・・・指先を天井に向けるイメージ
☆内転・・・母趾側への動き
☆外転・・・小趾側への動き
☆回内・・・足底が体の中心に向かう動き
☆回外・・・足底が体の外側に向かう動き
☆内返し・・・底屈、回外、内転の複合運動
☆外返し・・・背屈、回内、外転の複合運動
- 足関節と足部の構造(筋肉)についてお話します。
☆底屈・・・腓腹筋、ヒラメ筋、後脛骨筋、短腓骨筋
☆背屈・・・前脛骨筋
☆内返し・・・前脛骨筋、後脛骨筋
☆外返し・・・長腓骨筋、短腓骨筋
- 足関節と足部の構造(骨)についてお話します。
足部には26個の骨があります。そのうち7個の足根骨、5個の中足骨、14個の趾節骨に分けられます。足根骨には距骨、踵骨、舟状骨、立方骨、第1楔状骨、第2楔状骨、第3楔状骨、中足骨は第1中足骨から第5中足骨、趾節骨は母趾のみ基節骨、末節骨となります。
- 足関節と足部の構造(靭帯)についてお話します。
【内側】 【外側】
内側には三角靭帯と言い前脛距部、脛踵部、後脛距部、脛舟部の4つあり外側には主に前距腓靭帯、後距腓靭帯、踵腓靭帯の3つがあります。
- 靭帯の損傷外傷
・内側にある三角靭帯では外返し捻挫をすることが多いと言われています。また逆に外側にある靭帯では主に前距腓靭帯への損傷影響が大きいため内返し捻挫が多いです。
今回、足関節の構造や機能についてお話させていただきました。次回は足関節に多いと言われている足関節捻挫について詳しくご説明いたします。