月別アーカイブ: 2018年4月

首の外傷~頚椎捻挫について~

 

首の怪我の一つ頚椎捻挫についてご説明します。

 

頚部は頭部と体幹をつないでいる部分です。

その頚部の外傷で、脱臼や骨折がなく神経症状も生じない軟部組織(靭帯・筋群・椎間板など)の損傷を頚椎捻挫と呼びます。

 

損傷部位は、椎間関節・筋肉・椎間板などがあり、痛みは損傷した部分に出て運動制限がおこります。

 

損傷の仕方は種類があります。

・屈曲損傷→頭を下に向けた状態で損傷する

・屈曲・回旋損傷→屈曲損傷と同じ状態で捻りが加わり損傷する

・伸展損傷→顔面又は顎の方からぶつかったりして損傷する

・伸展・回旋損傷→伸展損傷に捻りが加わり損傷する

などの種類がありますが一番は車の事故での損傷が多いです!

 

頚椎捻挫  に対する画像結果

 

・診断

椎間関節部の圧痛の有無をみて可動域を確認する。

椎間関節に障害がある場合は伸展挙動ができなくなります。

(また頚椎を伸展させながら患側のほうに回旋させて痛みがあると椎間関節の障害が強いと考えられます。)

通常、神経症状は認めないが関節の炎症により神経へ影響が出てしびれ感が出るときがあるため神経根障害と鑑別するのか大事になります。

※単純X線やMRI検査などの画像検査により椎間板ヘルニアなどを否定しなければいけません。

 

 

・治療

まずは安静にして消炎鎮痛薬、超音波治療、電気治療、などをします。

運動時痛が著しい時はや骨損傷があるときは頚椎カラーを装着するが長期間の装着は避けたほうがいいです。

また日常生活やスポーツ活動で頚椎の伸展挙動を繰り返している場合は慢性化することがあります。

 

事故での損傷のみでなく、頚部の筋肉の柔軟性不足や筋力不足やアライメント異常によってもなることがあるので注意しなければいけません!

 

・リハビリ

ストレッチや可動域訓練をしトレーニングをしていきます。

首 ストレッチ に対する画像結果首周りのスチレッチ

 

首 可動域訓練 に対する画像結果 首の可動域訓練

 

次回は『脊柱PART3』について説明します!

 

 

脊柱について~PART2~

今日は、前回に引き続き「脊柱」についてお話します。

 

  • 脊柱の弯曲と運動

脊柱は正面から見ると通常は一直線に連なる。何らかの原因でこの配列(アライメント)が乱れて、正面像で弯曲が生じてしまった場合を側弯と呼ぶ。

☆先天性側弯・・・側弯には生まれつきの脊椎骨奇形によるもの

☆特発性側弯・・・原因不明で思春期の女性の頻度の高い

☆変性側弯・・・脊椎骨の変形によって生じる

☆疼痛性側弯・・・椎間板ヘルニアなどによる神経の圧迫がある場合、神経への刺激から逃れようとして生じる

 

  • 弯曲について

脊柱を横から見ると、多くの人は頚椎では前弯、胸椎では後弯、腰椎では前弯を呈して

いる。弯曲には個人差があるため、若い女性では頚椎の前弯がすくなく後弯位をとること

もなれではない。

 

  • 脊椎のアライメント

生理的弯曲は、骨盤・仙骨の傾斜の影響を受けており、骨盤が前傾位をとり仙骨傾斜角

が大きくなると、腰椎の前弯は強くなり、胸椎の後弯、頚椎の前弯は増強される。骨盤が

後傾すると仙骨傾斜角は減少し、腰椎の前弯は少なくなる。

脊柱アライメント に対する画像結果

  • 上位頚椎

☆第1・2頚椎はそれぞれ環椎、軸椎と呼ばれ後頭骨(頭蓋骨)で1つの運動複合単位を形成している。

上位頸椎 解剖構造 に対する画像結果

☆後頭骨―環椎間は前後径の長い環椎後頭関節で接合し、中・下位頚椎の動きによらない合計約15°程度の前後屈が可能。

☆環椎後頭関節の関節包および環椎十字靭帯で安定化されている。

 

  • 中・下頚椎

☆第3頚椎から第7頚椎は形態的に類似しているが、第3・4・5頚椎は通常、二峰性の

棘突起を有し、第6・7頚椎は一峰性の棘突起を有し、より胸椎の形態に近づく。

☆第7頚椎の棘突起は他と比較して大きく、体表から良く触れることができ隆椎とも呼ばれる。

☆鉤椎関節は頚椎の安定性に奇与しているが、同関節の変形性変化による骨棘の増生によって椎間孔が狭小し神経根の圧迫を起こす。

☆頚椎椎間関節は矢状面において水平面に対して約45°の角度を持っており、これによって中・下位頚椎は広い前後屈可動性を有し、特に第4・5、第5・6頚椎間での可動域は約20°と広い。

中・下位頸椎 解剖構造 に対する画像結果

  • 胸椎

☆胸椎は12対の肋骨と連結し、胸郭を形成し心臓・大血管・灰を保護している。

☆第1肋骨から第10肋骨は通常は胸骨と強固に連結しているため、第1胸椎から第10胸椎の間では屈曲―伸展可動域は小さい。

☆第11・12肋骨は胸椎と結合しないため、第11・12胸椎は可動性を有する。

☆第1から第10胸椎は外力に対しては安定性が高い。

胸椎 解剖構造 に対する画像結果

 

  • 腰椎

☆腰椎は上体の荷重負荷を支えるため、他の脊椎骨に比べて大きな椎体を有する。

☆腰椎椎間関節の関節面は矢状面に近くなるため、回旋可動性は少なく、主に屈曲―伸展可動性を有する。

胸椎 解剖構造 に対する画像結果

GW(4月29日~5月6日)期間の診療案内、ジムのご案内

診療

4月29日 休診

4月30日 特別診療 9:00~18:00

5月1、2日 通常診療

5月3日~6日 休診

7日から 通常診療

 

GYM

29日~2日まで通常営業

3日~6日 フリートレーニングのみ利用可(9:00~18:00)

7日から 通常営業

と以上となっております。

お間違えの無いようにお願いします。

 

また、交通事故等、救急の方の問い合わせ、ご対応は

24時間365体制で行っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

092-852-4551
福岡市早良区原5-20-40 東洋ボウリング入口
福岡#早良区#整骨院#スポーツ障害#交通事故ト#レーニング #トレーナー#腰痛#四十肩#肩こり#膝痛#脊柱管狭窄症 #矯正#骨盤#歪み#鍼#灸#不妊治療# 逆子#野球#サッカー#ゴルフ#各種スポーツ#小田部#有田#西区#原#飯倉#室見#オススメ#人気#評判#スポーツ動作改善士#整体#整形外科#病院#通院#パーソナルトレーニング#ダイエット#シェイプアップ#美尻#健康体操#サーキット#アスリート塾#トレーニングで人生が変わる#アクシス#腰痛専門#五十肩専門#膝痛専門#スポーツ専門

脊柱について~PART1~

今日は、皆さんの身体を支えている「脊柱」についてお話します。

 

  • 脊柱は説明する部分が多い為何回か分けてご説明します。

 

  • 脊柱の骨格について

脊柱は、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個の脊柱骨が連なり構成される。

脊柱 構造図解 に対する画像結果

  • 3つの重要な機能

☆頭部・体幹を支える支持機能

☆頭部・体幹を屈伸・側屈・回旋させる運動機能

☆脊髄・馬尾神経を容れ、これを保護する神経保護機能

 

  • 機能の症状

支持機能・・・支持機能が破綻してしまうことによって脊椎の不安定性が生じ、頚部痛や腰痛などの疼痛が発生する。

神経保護機能・・・破綻してしまうと四肢に放散する疼痛・しびれ感や筋肉・知覚の麻痺症状がある。

 

  • 脊柱の関節

椎体と椎体の間には、加重を分散させるショックアブソーバーとして機能しつつ、椎体間の運動を可能にする椎間板が介在し、後方では椎弓と椎弓の間にある関節突起が椎間関節を形成している。椎体間を椎間板のみで連結すると「方向性が定まらない」「不安定で可動域の大きな動き」になるため椎間関節が椎体間の動きを規定している。

  • 脊柱をつなぐ靭帯と椎間板

脊椎骨間は椎体前方では前縦靭帯、椎体後方では後縦靭帯、椎弓間では黄色靭帯、棘突起間では棘間靭帯・棘上靭帯で連結・支持され適切な可動性を有する関節として機能する。

脊柱靭帯 に対する画像結果

 

  • 脊椎の加齢変化

加齢に伴って退行変性をきたし髄核の水分含有量が減ってくると脊椎の支持機能・運動機能が低下してくる。

 

~筋・筋膜性腰痛とは~

 

 

腰痛をおもちの方は多いと思います。

もしかしたら筋・筋膜性腰痛症かもしれません!

 

筋・筋膜性腰痛症とは

腰痛症と言われているもので特異的所見,特に器質的な病変がみられないのが特徴。

 

腰痛があり、腰椎椎間板ヘルニア・腰椎分離症などの明らかな所見がない場合、筋・筋膜性腰痛症と診断されます。

※下肢の神経症状・MRI・単純X線などによる所見

 

一般的に筋肉、特に脊柱起立筋などの背筋群の緊張があり同部位に圧痛がでます。

筋・筋膜以外に靭帯(棘上靭帯・棘間靭帯),ヘルニアや椎間板症にいたらない程度の椎間板の障害,椎間関節の障害などにより痛みがおこる事もあります。

 

原因は姿勢が悪い、腰への負担が多い、腰部の筋疲労、腹筋群の筋力低下など考えられます。

 

・診断

MRI、単純X線、神経症状などで腰椎椎間板ヘルニア・腰椎分離症を除外して腰部に圧痛があると筋・筋膜性腰痛症と診断されます。

圧痛部の局所麻酔薬の注射により一時的に症状が軽快すると発痛部位は筋・筋膜となるが、靭帯や椎間関節・椎間板に病態が隠れている可能性もある。

 

・治療

保存療法→ホットパック、超音波治療、電気治療、ストレッチ、コルセット・サポーターでの固定

※固定は長期間すると筋力低下がおこり外している時に痛みが出ることがある。

 

・腰部周りの筋肉の筋力低下や柔軟性不足だけでなく、下肢の筋力低下や柔軟性不足により腰部に負担がかかる事もあります。

なので腰部だけ注目せずに下肢なども気をつけましょう!

 

 

腹筋 トレーニング に対する画像結果腹筋

大腿四頭筋 ストレッチ に対する画像結果ストレッチ(大腿四頭筋)

 

ハムストリングス ストレッチ に対する画像結果 ストレッチ(ハムストリング)など

 

 

次回は『脊柱』についてご説明いたします!

 

092-852-4551
福岡市早良区原5-20-40 東洋ボウリング入口
福岡#早良区#整骨院#スポーツ障害#交通事故ト#レーニング #トレーナー#腰痛#四十肩#肩こり#膝痛#脊柱管狭窄症 #矯正#骨盤#歪み#鍼#灸#不妊治療# 逆子#野球#サッカー#ゴルフ#各種スポーツ#小田部#有田#西区#原#飯倉#室見#オススメ#人気#評判#スポーツ動作改善士#整体#整形外科#病院#通院#パーソナルトレーニング#ダイエット#シェイプアップ#美尻#健康体操#サーキット#アスリート塾#トレーニングで人生が変わる#アクシス

 

肘の怪我~外反肘・内反肘~

今日は、「外反肘」と「内反肘」についてお話します。

 

  • 肘関節は、上腕骨・橈骨・尺骨により構成される。肘の親指側にある骨が橈骨、小指側にある骨が尺骨である。

 

  • 外反肘と内反肘

Carrying angleが正常範囲を超えて外反している場合を外反肘、内反している場合を内反肘と言う。

 

  • Carrying angleについて

前額面における上腕骨長軸と尺骨長軸のなす角は男性で11~14°、女性で13~16°外反している。

carrying angle に対する画像結果

▪内反肘の原因

内反肘の原因のほとんどは幼児期、小児期の上腕骨顆上骨折後の変形治癒や生まれつきである。生まれつきは比較的少なく、上腕骨内側の滑車と呼ばれる部分が小さいことが原因である。

内反肘 外反肘 に対する画像結果

  • 外反肘の原因

外反肘は幼児期、小児期上の腕外顆骨折後の偽関節、変形治癒後に生じるもの。外顆骨折後の偽関節では外顆骨片が徐々に近位外側に転位していくために進行性の外反肘を呈する。

 外反肘 に対する画像結果

  • 外反肘と内反肘の評価

☆外反ストレステスト ☆内反ストレステスト

  • 外反肘と内反肘の合併症

☆内反肘・・・上腕骨遠位端再骨折(遠位=肘の部分の骨折)、肘関節の後外側回旋不安定症(親指側の靭帯=肘に違和感・音)、遅発生尺骨神経麻               痺(手の小指側のしびれや違和感)

☆外反肘・・・上腕骨外顆偽関節の動揺性、遅発性尺骨神経麻痺

 

  • 内反肘と外反肘の治療法

内反肘→手術療法・・・外側側副靭帯再建手術、尺骨神経前方移動術

外反肘→手術療法・・・骨移植、尺骨神経皮下前方移動術

 

▪次回は脊柱についてお話します。

~上腕二頭筋長頭腱炎とは?~

 

モノを持ち挙げた時などに肩前部に痛みのくる上腕二頭筋長頭腱炎についてご説明いたします。

 

上腕二頭筋とは

二の腕の部分で『力こぶ』をつくる筋肉。

主に肘関節の屈曲・回外,肩関節の屈曲で働きます。

・起始:①長頭→肩甲骨関節上結節

②短頭→肩甲骨の烏口突起

・停止:長頭→橈骨粗面

短頭→橈骨粗面,上腕二頭筋腱膜

上腕二頭筋 画像 に対する画像結果

 

上腕二頭筋長頭腱炎とは

二頭筋の長頭が起始部で炎症をおこしたもの。

使いすぎ,肩関節の動きが悪い,筋力低下,瞬間的に強い力がかかる,などの原因でおきます。

・使いすぎ-筋肉が伸縮するときに結節間溝という部分で擦れて炎症がおきます。

・肩関節の動きが悪い-肩関節の筋肉が硬くなり無理に動かそうとして摩擦がおき炎症する。

・筋力低下-ローテーターカフ(回旋筋腱板)という肩関節の安定性に大事な筋肉が弱くなり安定性が崩れ摩擦がおき炎症がおこる。

・瞬間的に強い力がかかる-重いものなど急に持ったらおきる。

力仕事の人に多い

※ローテーターカフ→棘上筋,棘下筋,小円筋,肩甲下筋の総称。

 

・症状

・動かすと痛み-特に結帯動作(エプロンの紐を後ろで締める動作)で痛みが出るのが特徴。

・腫れ-結節間溝部を押すと痛み

滑液包炎を合併する場合が多く結節間溝部に腫れが出る。

・動きに制限-最初は違和感がある位なのが、悪化すると腕を挙げる動きで痛みが出て夜間痛を伴うときもある。

※炎症が繰り返しおこり、放置しておくと最悪の場合腱が切れることがあります。

 

・検査→スピードテスト,ヤーガソンテスト

ヤーガソンテスト→手を内側に捻るのに抵抗する。(起始部に痛みが出る。)

スピードテスト→腕を上から押されるのにたえる。(起始部に痛みが出る。)

肩 スピードテスト に対する画像結果  肩 スピードテスト に対する画像結果

 

 

・治療→患部の安静,超音波療法,温熱療法,ストレッチ,筋力訓練

上腕二頭筋 ストレッチ に対する画像結果上腕二頭筋ストレッチ

 

筋トレ

アームカール に対する画像結果アームカール(チューブ→バーベル)

 

棘上筋 トレーニング に対する画像結果 棘上筋のトレーニング

 

棘下筋 トレーニング に対する画像結果 棘下筋のトレーニング

 

・肩関節の安定性や動きをスムーズにするためにローテーターカフや上腕二頭筋のストレッチや筋力トレーニングは大切です!

 

 

092-852-4551
福岡市早良区原5-20-40 東洋ボウリング入口
福岡#早良区#整骨院#スポーツ障害#交通事故ト#レーニング #トレーナー#腰痛#四十肩#肩こり#膝痛#脊柱管狭窄症 #矯正#骨盤#歪み#鍼#灸#不妊治療# 逆子#野球#サッカー#ゴルフ#各種スポーツ#小田部#有田#西区#原#飯倉#室見#オススメ#人気#評判#スポーツ動作改善士#整体#整形外科#病院#通院#パーソナルトレーニング#ダイエット#シェイプアップ#美尻#健康体操#サーキット#アスリート塾#トレーニングで人生が変わる#アクシス

 

肩の怪我~インピンジメント症候群~

今日は肩の中でも特に野球の怪我に多い「インピンジメント症候群」についてお話します。

 

  • インピンジメント症候群について

「インピンジ」と言うのは衝突、症候群といのは病名で言うと「衝突病」という事になる。コッキング期からフォロースルー期に起こりやすい。またエクスターナルインピンジメントとインターナルインピンジメントの2種類がある。

 

  • 2種類のインピンジメントについて

☆エクスターナルインピンジメント・・・肩関節で骨に腱板と滑液包が衝突すること

☆インターナルインピンジメント・・・肩関節で骨に土手のように付着している関節唇が衝突すること

 

  • 原因

☆エクスターナルインピンジメント・・・生まれつき骨が変形している場合や骨に骨棘が出来ている場合がある。その他に加齢による腱板の変性や血行不全なども原因として挙げられる。

☆インターナルインピンジメント・・・前方の不安定性と後方の関節包が固く内旋動作に影響が出てくる。また肩甲骨の十分な引き付けができないことが原因として挙げられる。

 

  • 症状

☆エクスターナルインピンジメント・・・肩の挙上時に痛みや引っ掛かり感があり、ある角度の範囲での動きが制限される。

☆インターナルインピンジメント・・・投球動作時で肩に痛みがある、肩に引っ掛かり感や不安感があり音がする。

 

  • 関与する筋肉

☆エクスターナルインピンジメント

トレーニング☞前鋸筋、小胸筋

スキャプラエクササイズ

 

☆インターナルインピンジメント

トレーニング☞棘下筋、棘上筋、小円筋、肩甲下筋

小円筋・棘上筋・棘下筋・・・肩関節外旋、上腕外転

肩甲下筋・・・肩関節内旋、上腕内転

  • 治療法

☆保存療法・・・安静にする

☆手術療法・・・関節鏡下肩峰下除圧術

 

■次回は「外反肘」「内反肘」についてお話します。

 

 

~肩関節の機能・構造~

 

毎日動かしている肩関節の機能・構造についてご説明します。

 

肩関節は上腕骨・肩甲骨・鎖骨からなります。

 

肩関節 骨 に対する画像結果

 

○動き→屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋

90°屈曲した状態で水平屈曲(内転)・水平伸展(外転)

 ・屈曲→腕を前に上げる

・伸展→腕を後ろに上げる

・内転→腕を内側にする

・外転→腕を外側に開く

・内旋→肘を曲げた状態or90°外転で内側に動かす

・外旋→肘を曲げた状態or90°外転で外側に動かす

・水平屈曲(内転)→90°外転で腕を胸に近づける

・水平伸展(外転)→90°外転で腕を開く

肩関節 動き に対する画像結果

 

○筋肉→三角筋・大胸筋・広背筋・大円筋・小円筋・棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・烏口腕筋・上腕二頭筋

・屈曲→三角筋(前部),大胸筋(上部),烏口腕筋

・伸展→広背筋,大円筋,小円筋,三角筋(後部)

・内転→広背筋,大円筋,大胸筋,上腕二頭筋(短頭)

・外転→棘上筋,三角筋(中部),上腕二頭筋(長頭)

・内旋→肩甲下筋,大胸筋,広背筋,大円筋

・外旋→棘下筋,小円筋

・水平屈曲(内転)→大胸筋,三角筋(前部)

・水平伸展(外転)→三角筋(後部),棘下筋,小円筋

 

○関節→肩甲上腕関節・肩鎖関節・胸鎖関節・肩峰下関節(第二肩関節)・肩甲胸郭関節

・肩甲上腕関節→肩甲骨と上腕骨からなり球関節に分類される。

骨性でなく軟部組織により安定性は保たれている。

・肩鎖関節→肩甲骨の肩峰と鎖骨(遠位部)からなる。

・胸鎖関節→鎖骨(近位部)と胸骨の鎖骨切痕からなる。

体幹との唯一の関節。

・肩峰下関節(第二肩関節)→関節構造の無いもの。

肩峰下アーチと三角筋と腱板からなる。

→(肩峰および烏口肩峰靭帯からなる)

・肩甲胸郭関節→関節構造のないもの。

肩甲骨と胸郭からなる。

肩甲骨と体幹をつなぐ筋群の作用により安定性が得られている。

 

肩関節は靭帯などの軟部組織や筋肉により安定性が保たれています!

筋肉の柔軟性不足や軟部組織の損傷で動きが悪くなったりするので注意が必要です。

次回は『上腕二頭筋長頭腱炎』についてご説明します。

 

092-852-4551
福岡市早良区原5-20-40 東洋ボウリング入口
福岡#早良区#整骨院#スポーツ障害#交通事故ト#レーニング #トレーナー#腰痛#四十肩#肩こり#膝痛#脊柱管狭窄症 #矯正#骨盤#歪み#鍼#灸#不妊治療# 逆子#野球#サッカー#ゴルフ#各種スポーツ#小田部#有田#西区#原#飯倉#室見#オススメ#人気#評判#スポーツ動作改善士#整体#整形外科#病院#通院#パーソナルトレーニング#ダイエット#シェイプアップ#美尻#健康体操#サーキット#アスリート塾#トレーニングで人生が変わる#アクシス

 

 

~上腕骨外側・内側上顆炎~

 

テニス肘やゴルフ肘と言われている上腕骨外側・内側上顆炎についてご説明いたします

簡単に言うと肘関節の腱付着部障害の総称です。

・成長期にみられるものと成人にみられるものがある。

・成長期→小学校高学年~中学生にみられる。

骨性の成長に比べ筋の伸長が劣るので腱付着部へのストレスが大きくなりおこる

・成人→テニス肘・ゴルフ肘と呼ばれている。男性より女性に多い。

スポーツに関係なく40歳前後に生じることもある。

腱の変性によるもの

 

外側上顆炎

タオルや雑巾を絞る動きで肘関節外側に痛みがでる

検査→トムゼンテスト・中指伸展テスト

X線では骨棘や変性した腱に石灰化を認めることがある。

外側上顆炎 テスト に対する画像結果   外側上顆炎 テスト に対する画像結果

 

内側上顆炎

検査→前腕回外位で手関節を伸展

成長期ではX線で内側上顆の骨硬化をMRIで腱の肥厚を認めることがある。

成人ではX線で内側上顆の石灰化をMRIで腱の変性を認めることがある。

 

・治療→保存療法,手術

保存療法→安静が第一。

軽快まで数ヶ月を要することが多い。

繰り返されるストレスのみでなく、持久力の低下や筋柔軟性の低下も一因と考えられるため筋力訓練やストレッチも効果有り。

手術→多くは保存療法で治癒し手術はまれです。

保存療法で効果が無いときは腱の変性が強いとみて手術(関節鏡)をする。

 

・上腕骨外側上顆には長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋(手首を伸ばす),回外筋(手首を小指側に回す),総指伸筋(指を伸ばす)などが起始している。

 

・上腕骨内側上顆には尺側手根屈筋・橈側手根屈筋(手首を曲げる),浅指屈筋(指を曲げる),円回内筋(手首を親指側に回す),長掌筋などが起始している。

安静にしていると筋力は低下してしまうので上記の筋肉をストレッチ・トレーニングすることが大切です。

 

内側上顆炎 ストレッチ に対する画像結果ストレッチ

 

リバースリストカール に対する画像結果リバースリストカール

前腕屈筋トレーニング に対する画像結果リストカール

 

 

次回は『内反肘・外反肘』についてご説明します!

 

092-852-4551
福岡市早良区原5-20-40 東洋ボウリング入口
福岡#早良区#整骨院#スポーツ障害#交通事故ト#レーニング #トレーナー#腰痛#四十肩#肩こり#膝痛#脊柱管狭窄症 #矯正#骨盤#歪み#鍼#灸#不妊治療# 逆子#野球#サッカー#ゴルフ#各種スポーツ#小田部#有田#西区#原#飯倉#室見#オススメ#人気#評判#スポーツ動作改善士#整体#整形外科#病院#通院#パーソナルトレーニング#ダイエット#シェイプアップ#美尻#健康体操#サーキット#アスリート塾#トレーニングで人生が変わる#アクシス