人間にはたくさんの関節がありますよね。
関節によってその役割は様々ですが、
モビリティ関節とスタビリティ関節という言葉はご存知でしょうか??
痛みの原因や予防、リハビリまた、トレーニングにも重要な理論ですので
今回はそちらをご紹介していきますね。
モビリティ関節とスタビリティ関節を簡単に説明すると
モビリティ関節=動きの役割、可動性が高い方が良い
スタビリティ関節=固定の役割、安定している方が良い
というものになります。
例えばすべての関節がいろんな方向に動きやすい関節だと
かなり不安定になるという事も想像しやすいですよね。
逆にすべての関節が安定性ばかりに長けていると臨機応変な動きが難しくなるでしょう。
このモビリティ関節、スタビリティ関節を人体に当てはめると以下のようになります。
![](https://i1.wp.com/il-fitness.com/wp-content/uploads/2019/02/%E3%83%A2%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3-1.jpg?resize=960%2C720&ssl=1)
お分かりでしょうか?
人体におけるモビリティ関節とスタビリティ関節は交互に配置されていることが多いのです。
モビリティ関節、スタビリティ関節どちらか一方があまりにも連続していると、
先述のように不安定になったり様々な動きに対応できなくなります。
人体はよくできているなとつくづく思わされますね。
これらが一体どのように痛みやトレーニングに関わってくるのかというところですが、
代償運動という言葉をご存知でしょうか?
具体例に関しては、以前こちらの記事でも触れておりますので、
よろしければそちらも参考にしてください!
背骨の機能
可動性が高い方が良いモビリティ関節の動きが悪くなり、
代わりに近くの安定が求められるスタビリティ関節が動くと
普通は動きが求められていない関節が無理に動いているわけですから
痛みの原因となります。
それがトレーニングの場合だと本来狙ったモビリティ関節を動かして筋肉を鍛えるトレーニングでも、
代わりに別の関節が動いているのであれば、
本来とは違った筋肉が働き、十分な効果が得られにくくなります。
スポーツにおいても代償運動にて十分なパフォーマンスが引き出せなくなります。
普段の生活からも運動の観点からも姿勢やフォームは大切ですね。
その為にもモビリティ関節を動かし、スタビリティ関節を安定させるという事は
非常に重要な要素の一つと言えるでしょう。
当院は痛みを誤魔化すのではなく、
根本から痛みを解決し再発防止のためリハビリをジムにて行うこともできます。
繰り返している痛みに終止符を打ちませんか?
まずはご自身の姿勢や体の使い方を確認することも可能です!
気になる方は是非一度お気軽にお問い合わせください^^