こんにちは、東洋スポーツパレス鍼灸整骨院です!
いよいよ夏本番が近づき、部活動に励む学生さんの熱気が伝わってきますね。夏の大会や合宿に向けて、練習にも一層力が入っていることと思います。しかし、この時期はケガで来院される学生さんが増える傾向にあります。
今回は、部活動中のケガが増える理由と、正しい予防法について解説していきます。
なぜ部活中にケガが増えるの?
夏休みを前に、ケガが増える背景にはいくつかの要因が考えられます。
- 練習量・強度の増加
夏の大会や合宿に向けて、練習量が増えたり、練習の強度が高まったりすることがよくあります。体がまだその負荷に慣れていない状態で無理をすると、筋肉や関節に大きな負担がかかり、ケガにつながりやすくなります。
- 疲労の蓄積と回復不足
暑さの中で練習が続くことで、想像以上に体が疲弊しています。十分な休息や睡眠、栄養が取れないと疲労が蓄積し、体の回復が追いつかなくなります。疲れた体はパフォーマンスが低下するだけでなく、ケガのリスクも高まります。
- 準備不足・クールダウン不足
暑いからとウォーミングアップを省略したり、疲れてクールダウンを怠ったりすると、筋肉が硬いまま運動を始めたり、疲労が残ったままになったりして、ケガのリスクを高めます。
- 誤ったフォームや動作
疲労が溜まってくると、フォームが崩れたり、無理な体勢で動いてしまったりすることがあります。これが特定の部位に過度な負荷をかけ、慢性的な痛みやケガの原因になります。
- 睡眠不足や栄養不足
夏休み前の生活リズムの乱れや、夏バテなどによる食欲不振で、十分な睡眠とバランスの取れた食事がおろそかになりがちです。これらが不足すると、集中力が低下したり、体の回復が遅れたりして、ケガをしやすくなります。
- 精神的なストレス
大会前のプレッシャーや、暑さによる体への負担など、精神的なストレスも体に影響を与えることがあります。ストレスによって体が緊張しやすくなり、ケガにつながるケースもあります。
- 設備の不備や環境の問題
グラウンドの状態が悪かったり、シューズやプロテクターなどの用具が体に合っていなかったりすることも、ケガの原因となることがあります。
部活中のケガを予防するための正しい対策
ケガを予防するためには、日頃からの意識と正しい対策が重要です。特に夏は体のケアが大切になります。
- 十分なウォーミングアップとクールダウン
練習前には、軽いジョギングや体操、動的ストレッチなどで体を温め、筋肉の柔軟性を高めましょう。練習後には、静的ストレッチなどで使った筋肉をゆっくりと伸ばし、疲労回復を促しましょう。暑い中でも、これらを怠らないことが重要です。
- 段階的なトレーニング
急に運動量を増やすのではなく、徐々に強度や量を上げていくように心がけましょう。自分の体の状態に合わせて無理のない範囲でトレーニングを進めることが大切です。
- 正しいフォームの習得と確認
専門の指導者やトレーナーから正しいフォームを学び、実践しましょう。疲れてくるとフォームが崩れがちなので、常に意識し、気になる痛みや違和感がある場合は、早めに相談してください。
- 栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠
体の回復と成長のために、タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取しましょう。特に夏は、食欲が落ちてもしっかり栄養補給を。質の良い睡眠を7~8時間確保し、疲労を翌日に持ち越さないようにしましょう。
- こまめな水分補給と体温管理
熱中症予防のためにも、練習中はもちろん、日常生活でもこまめに水分補給を行いましょう。吸湿速乾性のウェアを着る、日陰で休憩するなど、体温管理にも気を配ってください。
- 体のケアとコンディション管理
日頃からストレッチやマッサージなどで体のケアを行い、筋肉の柔軟性を保ちましょう。少しでも違和感があれば無理せず休む勇気も大切です。
- 適切な用具の使用
シューズやウェア、プロテクターなどは、自分の体に合ったものを選び、定期的に点検しましょう。
ケガをしてしまったら…
もしケガをしてしまったら、無理をせずに早期に専門家にご相談ください。東洋スポーツパレス鍼灸整骨院では、学生さんのスポーツによるケガの治療・リハビリに力を入れています。痛みの軽減はもちろんのこと、再発予防のための身体づくりもしっかりサポートさせていただきます。
つらい症状でお悩みの方、不安な点がある方は、お気軽にご相談ください。
夏の部活動を安全に、そして充実したものにするために、今日からできる予防法をぜひ実践してみてくださいね!