「夏が終わったのに、なんだか体がだるい…」「集中力が続かない…」
そう感じている方はいませんか?その**「なんとなく不調」は、もしかしたら【隠れ脱水】**が原因かもしれません。
隠れ脱水は、自覚症状がないまま体内の水分が不足している状態です。特に、涼しくなる秋口は注意が必要です。今回は、隠れ脱水の原因と対策について、詳しく解説します。
隠れ脱水って何?
隠れ脱水とは、気づかないうちに体内の水分が失われ、慢性的な水分不足に陥っている状態のことです。
「喉が渇いていないから大丈夫」と思いがちですが、喉の渇きを感じた時にはすでに脱水は始まっています。特に以下のような状況では、隠れ脱水が進みやすいです。
- 涼しい季節: 汗をかきにくいので、水分補給の意識が薄れる。
- 室内での活動: エアコンや暖房で空気が乾燥している。
- 仕事や勉強への集中: 集中していると、水分補給を忘れがちになる。
隠れ脱水が引き起こす不調
体内の水分が1〜2%失われるだけでも、以下のような様々な不調が現れます。
- だるさ・倦怠感: 水分不足で血液がドロドロになり、血流が悪化します。全身の細胞に酸素や栄養が届きにくくなるため、疲れやすくだるさを感じます。
- 集中力・思考力の低下: 脳の約80%は水分でできています。水分が不足すると脳の機能が低下し、ぼーっとしたり、集中力が続かなくなったりします。
- 肩こり・頭痛: 血流が悪くなると、筋肉が硬直しやすくなります。首や肩まわりの血行不良が、つらい肩こりや頭痛の原因になることもあります。
- 便秘: 腸内の水分が不足すると、便が硬くなり、便秘を引き起こしやすくなります。
いますぐできる隠れ脱水対策
「私は大丈夫」と思った方も、以下の対策を試してみてください。
1. こまめな水分補給
喉が渇いていなくても、1日にコップ8〜10杯を目安に、こまめに水を飲みましょう。特に、起床後、入浴後、就寝前は意識的に水分を摂るようにしてください。
2. 水分を多く含む食事
水分は飲み物からだけでなく、食事からも補給できます。スープ、果物、野菜などを積極的に摂りましょう。
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3. 適度な運動とストレッチ
適度な運動は血行を促進し、水分が全身に行き渡りやすくなります。また、水分不足で硬くなった筋肉をストレッチでほぐすことも大切です。
最後に
「なんとなく不調」は、身体が発しているSOSかもしれません。まずは意識的に水分を摂ることから始めてみましょう。
もし、不調が続くようでしたら、無理をせずに当院にご相談ください。体の歪みを整え、血流を改善することで、皆さんの健康をサポートします。