秋の味覚を美味しく!【胃腸の疲れ】を整えるツボとセルフケア


サンマ、栗、サツマイモ…食欲の秋が到来しました!美味しいものがたくさんあって、つい食べすぎてしまう季節ですが、夏の暑さで冷たいものを摂りすぎたり、生活リズムが乱れたりして、実は胃腸が疲れ切っているかもしれません。そんな胃腸を整えて、秋の味覚を心ゆくまで楽しむためのツボとセルフケアをご紹介します。

なぜ秋に胃腸が疲れやすいの?

夏に冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると、胃腸の働きが低下し、消化機能が弱まってしまいます。その疲れが秋まで引きずられると、体に様々な不調となって現れます。

  • 消化不良:夏に冷えた胃腸は、消化能力が落ちています。そのため、秋の美味しいものを食べても、うまく消化できず、胃もたれや腹部の不快感につながります。
  • 便秘や下痢:自律神経の乱れも重なり、腸の動きが不安定になります。結果として、便秘や下痢といったお通じのトラブルを引き起こしやすくなります。

胃腸を元気にするツボとマッサージ

手軽にできるツボ押しで、弱った胃腸にアプローチしましょう。

1. 内関(ないかん)

  • 場所:手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りのところにあります。
  • 効果:乗り物酔いや吐き気にも使われるツボで、胃のむかつきを鎮め、消化不良の改善に役立ちます。
  • 押し方:親指でゆっくりと息を吐きながら3〜5秒押します。これを数回繰り返しましょう。

2. 足三里(あしさんり)

  • 場所:ひざのお皿の下にあるくぼみから、指4本分ほど下、すねの骨の外側にあります。
  • 効果:「健胃長寿のツボ」とも呼ばれ、胃腸全体の働きを活発にします。
  • 押し方:人差し指、中指、薬指の3本でツボを押さえ、気持ち良いと感じる程度の強さで、円を描くようにマッサージします。

食事と生活で胃腸をケア

ツボ押しに加えて、日々の食事や生活習慣を見直すことも大切です。

食事編

  • よく噛んで食べる:消化を助けるために、一口30回を目標によく噛みましょう。
  • 温かいものを摂る:温かいスープやみそ汁、お茶は胃腸を温め、働きを助けます。
  • 発酵食品:ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品は、腸内環境を整えるのに効果的です。

生活習慣編

  • 十分な睡眠:寝ている間に胃腸は休まり、修復されます。毎日決まった時間に寝る習慣をつけましょう。
  • リラックス:ストレスは胃腸に大きな負担をかけます。アロマテラピーや深呼吸など、自分なりのリラックス法を見つけましょう。

まとめ

秋の味覚を存分に楽しむためには、まず夏の疲れを癒すことが重要です。ツボ押しやマッサージ、そして日々の食事と生活習慣を見直すことで、胃腸を元気に保ちましょう。