国民の祝日である「体育の日(スポーツの日)」を前に、久しぶりに体を動かしてみようと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、長期間運動不足だった体が急な運動に耐えられず、ケガをしてしまうケースが非常に多く見られます。
せっかくスポーツの秋を楽しむなら、安全に、そして効果的に体を動かしたいですよね。今回は、運動不足を解消しながら、ケガを予防するための賢いコツをご紹介します。
運動不足の体でケガをしやすい3つの原因
運動不足のまま急に体を動かすことがなぜ危険なのか、その主な原因は以下の3点です。
- 筋肉の柔軟性低下 使われない筋肉は硬くなり、伸び縮みする能力が低下しています。この状態で急に大きな動きをすると、肉離れや筋損傷を引き起こしやすくなります。
- 関節の可動域の制限 デスクワークなどで長時間同じ姿勢が続くと、股関節や肩甲骨などの大きな関節の動きが悪くなります。動きが悪い状態で無理に動かすと、関節や靭帯に過度な負担がかかります。
- 体幹・バランス能力の低下 体の軸となる体幹の筋肉が弱っていると、運動中に姿勢がブレやすくなります。このブレを無意識に膝や足首でかばうため、捻挫や膝の痛みにつながります。
いますぐ始める!運動不足解消&ケガ予防のコツ
無理なく運動習慣をつけ、ケガを防ぐためのステップをご紹介します。
ステップ1:ウォーミングアップは「動的ストレッチ」で
運動前に体を伸ばす静的ストレッチは、かえって筋力を発揮しにくくすることがあります。
- 動的ストレッチ(ラジオ体操、腕回し、足踏みなど)で、関節を動かしながら筋肉を温め、運動に適した状態に整えましょう。
ステップ2:有酸素運動から「習慣化」を意識
いきなり激しい運動ではなく、負荷の少ない有酸素運動から始めるのがおすすめです。
- ウォーキングや水中ウォーキングを、週に2〜3回、30分程度から始めましょう。無理なく続けられるレベルで「運動を習慣化」することが大切です。
ステップ3:体幹を整えて体の軸を作る
すべての運動の土台となる体幹(コア)を鍛えましょう。
- ドローイン(お腹をへこませる呼吸法)やプランクなど、低負荷でインナーマッスルを意識できるトレーニングを日課に取り入れましょう。
まとめ:体のプロに相談して安全な体づくりを
セルフケアや自己流の運動だけでは、長年の姿勢の癖や体の歪みを解消するのは難しい場合があります。
もし、「どこから運動を始めていいかわからない」「いつも同じ場所が痛くなる」といった悩みがあれば、東洋スポーツパレス鍼灸整骨院にご相談ください。体のプロが、あなたの姿勢や骨盤の歪みをチェックし、運動を安全に長く続けるための体の軸づくりをサポートしてくれます。
ケガなく、健康的にスポーツの秋を満喫しましょう!