11月に入り、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。本格的な冬の到来を前に、私たちの体は冷えやすくなり、それに伴い免疫力も低下しがちです。
体温がたった1℃下がるだけで、免疫力は30%以上も低下すると言われるほど、『温活(おんかつ)』は冬の体調管理において非常に重要です。今回は、冬の寒さに負けない体をつくるために、11月から始めるべき温活と免疫力アップの方法をご紹介します。
❄️ なぜ冷えは免疫力を下げるのか?
体の冷えと免疫力の関係は、「血行」が鍵を握っています。
- 免疫細胞の輸送ストップ
体内には、細菌やウイルスと戦う白血球などの免疫細胞が血液に乗って全身をパトロールしています。体が冷えると、血管が収縮して血行が悪化し、この免疫細胞が病原体のいる場所まで迅速にたどり着けなくなります。 - 酵素の働きが鈍る
体温が低いと、体内で働く様々な酵素の活動が鈍くなります。酵素は免疫機能にも深く関わっており、体温が下がることで、免疫システム全体の反応が遅れてしまいます。 - 自律神経の負担
11月の急激な気温低下は、体温調節を司る自律神経に大きなストレスを与えます。自律神経が乱れると、免疫細胞のバランスも崩れやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすい状態になります。
🔥 免疫力をグッと高める『温活』3つのアプローチ
免疫力を高める温活とは、単に温かいものを摂るだけでなく、体の中から熱を生み出し、それを全身に巡らせる体質改善を意味します。
1. 体の巡りを整える「土台の改善」
冷え性の根本原因は、体の歪みにあることが多々あります。
- アプローチ: 骨盤や背骨が歪むと、下半身へ向かう太い血管が圧迫され、血流が滞ります。専門家による骨盤矯正や姿勢調整で体の軸を整えることで、血管への圧迫が解放され、血液とリンパの流れがスムーズになり、熱が手足の末端まで届きやすくなります。
2. 積極的な「熱の補充」
- アプローチ: 自分では温めにくい深部の筋肉や内臓を温めることが大切です。特に、腹部や仙骨(骨盤の真ん中の骨)周辺を温めることは、自律神経を整え、内臓機能の活性化にもつながります。
- 東洋スポーツパレス鍼灸整骨院では、温熱療法や鍼灸治療(お灸など)を用いることで、体の内側から効率良く深部体温を上げ、免疫力アップをサポートします。
3. 「熱を生み出す力」を高める
体温の約40%は筋肉で作られています。筋肉量が少ない方は、熱を生み出す力が弱いため、冷え性になりやすい傾向があります。
- アプローチ: 腹筋や背筋、そして脚の筋肉など、大きな筋肉を動かす簡単な体幹トレーニングを日常に取り入れましょう。特に骨盤が整った状態で行うことで、筋肉が正しく機能し、熱産生能力が高まります。
まとめ:冬に備えて今すぐ温活をスタート!
本格的な寒さが到来する前に、体の歪みと血行不良という冷えの根本原因を解消しておくことが、冬を健康に乗り切るための最善の策です。
東洋スポーツパレス鍼灸整骨院は、あなたの体の状態をチェックし、冷えの原因となっている体の歪みを解消しつつ、温熱・鍼灸治療で免疫力の高い体づくりをサポートいたします。
体を芯から温めて、今年の冬は風邪知らずの健やかな毎日を送りましょう。