「肩が痛いけど、病院に行くほどじゃないかな…」 「放っておけば治ると聞いたから、様子を見ている…」
もしあなたがそんな風に考えているなら、それは危険信号です。五十肩は、早期に適切な治療を開始することが、回復への近道です。放置すると症状が長引き、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
今回は、五十肩の治療における「早期治療」の重要性と、当院が実践する段階的ケア、そしてご自宅でできるセルフストレッチについて解説します。
なぜ早期治療が重要なのか?
五十肩は、痛みが強い時期(炎症期)と、動きが悪くなる時期(拘縮期)があります。
- 炎症期: この時期に無理に動かすと、炎症が悪化し、痛みがさらに強くなります。
- 拘縮期: 炎症が落ち着いた後、痛みを恐れて動かさないままでいると、関節周りの組織が固まり、腕が上がらなくなってしまいます。
つまり、五十肩は放置すると「痛みの悪循環」と「拘縮の悪循環」に陥り、症状が長引いてしまうのです。
早期に専門家の治療を受けることで、炎症を最小限に抑え、拘縮を防ぎ、スムーズな回復へと導くことができます。
東洋スポーツパレス鍼灸整骨院の【段階的ケア】
当院では、五十肩の進行度合いを正確に把握し、その段階に合わせた最適な施術を提供します。
【第1段階:炎症期のケア】
- 目的: 痛みの緩和と炎症の抑制
- 施術:
- アイシング: 炎症を起こしている部位を冷やし、痛みを軽減させます。
- 電気治療: 炎症を鎮める効果のある最新の電気治療器を使用し、深部の組織にアプローチします。
- 安静の指導: 無理な動きを避け、炎症が悪化しないよう指導します。
【第2段階:拘縮期のケア】
- 目的: 可動域の拡大と血行改善
- 施術:
- 筋膜リリース: 手技や専用機器【メディセル】で、固まった筋膜や筋肉の癒着を剥がし、関節の動きをスムーズにします。
- 鍼灸治療: 血行を促進し、筋肉の緊張を緩めます。
- 関節調整: 固まった関節を、痛みがない範囲で少しずつ丁寧に動かし、可動域を広げていきます。
早期回復を促す【セルフストレッチ】
ご自宅でできる簡単なストレッチも、五十肩の回復には欠かせません。痛みのない範囲で、毎日少しずつ続けてみましょう。
- 振り子運動(急性期~):
- 前かがみになり、患側の腕の力を抜き、前後に軽く振ります。
- 痛みがない範囲で、円を描くように回してみましょう。
- 壁伝い運動(慢性期~):
- 壁の前に立ち、指先を壁に沿わせて上へと這わせるように、少しずつ腕を上げていきます。
- 痛みを感じる手前で止め、ゆっくりと下ろします。
- タオル引き寄せ運動(慢性期~):
- タオルの両端を握り、患側の腕をタオルに沿わせてゆっくりと頭上へ引き上げていきます。
※ 注意: どのストレッチも、痛みを感じたらすぐに中止してください。無理は禁物です。
五十肩はもう一人で悩まないで!
五十肩は放っておくと、後遺症として可動域制限が残ってしまうことがあります。
もし肩の痛みや動かしにくさを感じたら、迷わず当院にご相談ください。あなたの体の状態を正確に把握し、早期回復に向けた最適な施術プランをご提案します。
痛みから解放され、再び腕を自由に動かせる毎日を取り戻しましょう!