スマホの使いすぎ?夏休みのツケを払う【腱鞘炎】のサイン


楽しい夏休みが終わり、新学期や仕事が再開する秋。気分をリフレッシュして臨みたいところですが、手首や指に違和感を感じていませんか?それは、夏休み中に増えたスマートフォンの使いすぎによる**「腱鞘炎」**かもしれません。

なぜ夏休みに腱鞘炎が増えるのか?

腱鞘炎は、手や指の使いすぎによって、腱と腱鞘(けんしょう)が摩擦し炎症を起こすことで生じます。夏休みは、普段よりスマートフォンの使用時間が増えやすいため、特に注意が必要です。

  • ゲームや動画視聴:長時間のスマホ操作は、親指や手首に大きな負担をかけます。特に、画面をスワイプしたり、ボタンを連打したりする動作は、特定の腱を酷使します。
  • 長時間同じ姿勢:寝転がってスマホを操作するなど、不自然な姿勢で長時間いると、手首や肩、首にまで負担がかかり、腱鞘炎のリスクが高まります。

腱鞘炎のサインを見逃さないで!

次のような症状があれば、腱鞘炎のサインかもしれません。

  1. 痛みや腫れ:手首や指の付け根、特に親指の付け根に痛みや腫れ、熱を感じる。
  2. 動かすと音がする:「キュッキュッ」というような、動かすとこすれるような音がする。
  3. しびれや脱力感:指先がしびれたり、物を持ったときに力が入らなかったりする。

予防と対策:スマホとの上手な付き合い方

腱鞘炎を未然に防ぎ、悪化させないためのポイントを紹介します。

1. こまめに休憩をとる

  • スマホを置く習慣:30分に1回はスマホから手を離し、休憩しましょう。
  • ながらスマホをやめる:テレビを見ながら、食事をしながらなど、「ながらスマホ」は無意識に長時間続けてしまう原因になります。

2. ストレッチで負担を軽減

  • 手首を伸ばす:手の甲を下に向け、反対の手で指先を優しく下に引っ張ります。手首の曲がりが気になる場合は、机に手をついて手首を伸ばすだけでも効果的です。
  • 指を開く:指と指の間を広げるようにストレッチします。これは、指を使いすぎた後のリフレッシュに役立ちます。

3. 適切な姿勢を心がける

  • 正しい持ち方:両手でスマホを持つ、立てかけて見るなど、片方の手首や指に負担が集中しないように工夫しましょう。
  • 目線の高さ:スマホを目線の高さまで持ち上げて操作することで、首や肩への負担も軽減されます。

まとめ

腱鞘炎は、一度なってしまうと治るまでに時間がかかります。スマートフォンは私たちの生活に欠かせないものですが、正しい使い方とケアを心がけることが大切です。手や指からのSOSサインを見逃さず、健康的な秋を迎えましょう。