涼しくなり、ランニングに最適なシーズンがやってきましたね!気持ちの良い秋風の中で走るのは最高ですが、ランナーに最も多い悩みの一つが**「膝の痛み」**です。
「走り始めると膝の外側が痛む」「長距離を走ると膝の内側がズキズキする」といった痛みは、体の限界ではなく、実は**「ランニングフォームの歪み」**が原因かもしれません。今回は、フォームを改善して膝の痛みを克服し、ランニングを長く続けるための方法をご紹介します。
なぜフォームの歪みが膝の痛みを引き起こすのか?
膝は、股関節や足首と比べて可動域が少なく、衝撃を吸収するクッションのような役割を担っています。しかし、ランニングフォームに歪みがあると、膝に不自然な負荷が集中し、痛みに発展してしまいます。
- ニーイン・トゥアウト 着地時に膝が内側に入りすぎたり(ニーイン)、つま先が外側を向きすぎたり(トゥアウト)するフォームは、膝関節にねじれの力を加え、**腸脛靭帯炎(ランナー膝)**などの原因となります。
- 体幹の不安定さ 体幹(お腹や背中の深部の筋肉)が安定していないと、走っている最中に体が左右にブレます。このブレを膝が無理に補おうとするため、膝の外側や内側に過度な負担がかかります。
- 着地時の衝撃 着地時にかかとから地面を強く叩きつけるようなフォーム(オーバーストライド)は、地面からの衝撃が直接膝に伝わりやすく、髕骨(ひざの皿)周辺の痛みにつながります。
いますぐ意識したい!膝に優しいフォームのポイント
膝の負担を減らすためには、以下の3つのポイントを意識して走り方を改善しましょう。
1. 「着地位置」を体の真下に
足が体の前方に着地する(オーバーストライド)と衝撃が大きくなります。できるだけ足が体の真下に近い位置に着地するように意識することで、膝への衝撃が吸収されやすくなります。
2. 「骨盤」を意識して走る
背筋を伸ばし、お腹に軽く力を入れて骨盤を立てた状態をキープします。骨盤が安定すると、体のブレが減り、膝への負担を体幹で分散できるようになります。
3. 「ピッチ(歩数)」を上げる
歩数を増やして一歩のストライド(歩幅)を短くすると、着地時の衝撃が減り、膝への負担が軽減されます。理想的なピッチは1分間に180歩前後と言われています。
まとめ:体のプロに相談して根本からフォームを改善
膝の痛みは、フォームだけでなく、長年の姿勢の癖や、体の**「歪み」**が根本原因となっていることがほとんどです。硬くなった股関節や、弱った体幹の筋肉をセルフケアだけで改善するのは限界があります。
東洋スポーツパレス鍼灸整骨院では、ランニングフォームをチェックし、膝の痛みの原因となっている体の歪みや筋肉のバランスを整える施術を行います。体の土台から改善することで、痛みなく、長くランニングを楽しめる体づくりをサポートします。
フォームを改善して、ランニングシーズンを最後まで満喫しましょう!