シニアボウラーの膝の痛みと向き合う。加齢による変化と投球動作の折り合いかた


シニア世代にとってボウリングは仲間との交流や健康維持に最適なスポーツですが、一方で「膝の痛み」が原因で思うように投げられなくなる方も少なくありません。階段の上り下りや、椅子から立ち上がる時の違和感が、いつの間にか投球時の踏み込みにも影響を与えてはいませんか。

今日は、東洋スポーツパレス鍼灸整骨院の視点から、シニアボウラーを悩ませる膝の痛みの正体と、無理なく競技を続けるための「身体との折り合いかた」について詳しく解説します。


❄️ 加齢に伴う膝の変化。なぜ「内側」が痛むのか

年齢を重ねるごとに、膝の関節内では少しずつ構造的な変化が起きています。特に日本人の多くは、加齢とともに膝が内側へ傾きやすい傾向にあり、これが痛みの引き金となります。

  • 軟骨の摩耗とクッション機能の低下 膝の関節には、衝撃を吸収する軟骨や半月板というクッションがあります。長年の歩行やスポーツによってこれらが少しずつすり減ると、骨と骨の隙間が狭くなり、炎症が起きやすくなります。これが「変形性膝関節症」の入り口です。

  • 筋力バランスの崩れと「外側」への逃げ 太ももの内側の筋肉(内側広筋)が弱くなると、膝を真っ直ぐ支えることが難しくなります。すると無意識に外側の筋肉で身体を支えようとするため、膝の関節内に「ねじれ」のストレスが加わり、より痛みを増強させてしまうのです。


ボウリングの投球動作が膝に与える独特の負荷

ボウリングは、重いボールを持ってスライドし、急激に止まるという非常に特殊な動作を伴います。これが膝にどのような影響を与えているのかを知ることが、対策の第一歩です。

  • 踏み込み足にかかる「体重の数倍」の衝撃 リリースの瞬間の踏み込み足には、体重とボールの重さに加え、慣性の法則による強烈な負荷がかかります。膝のクッションが減少している状態では、この衝撃を吸収しきれず、関節内の炎症を悪化させる原因になります。

  • 非対称な動作が生む「骨盤の歪み」 常に同じ足で踏み込み、同じ方向に身体をひねるボウリングは、骨盤の左右差を生み出します。骨盤が歪めば、その土台に乗っている膝の向きもズレてしまい、結果として膝の特定の場所だけに負担が集中することになります。


長く投げ続けるための「身体との折り合いかた」

「痛いからボウリングをやめる」のではなく、「どうすれば膝への負担を減らして投げられるか」を考えることが大切です。今日から意識できるポイントをご紹介します。

1. 投球前の「股関節」の準備運動

膝の痛みは、実は「股関節」の硬さから来ていることが多いです。股関節がスムーズに動けば、踏み込み時の衝撃を股関節で吸収できるようになり、膝への負担が劇的に減ります。投球前に椅子に座って膝を大きく外に広げるストレッチを行うだけでも、膝の守りかたが変わります。

2. サポーターとシューズの再確認

膝の横揺れを防ぐサポーターは、関節の隙間を安定させる助けになります。また、スライド足の滑り具合が悪いと、急ブレーキがかかりすぎて膝を痛めます。自分の筋力に合った滑り具合にシューズのパーツを調整することも、立派な膝のケアです。

3. 痛みを「散らす」のではなく「抜く」

練習後のアイシングや、自宅での入浴は炎症を抑えるのに有効です。ただし、痛みがあるまま無理に投げ続けると、身体が痛みを避けようとして変なフォームになり、他の場所(腰や肩)まで痛めてしまう悪循環に陥ります。


東洋スポーツパレス鍼灸整骨院のサポート

セルフケアやフォームの工夫だけでは解消できない膝の悩みは、身体の「軸」を見直すタイミングかもしれません。

東洋スポーツパレス鍼灸整骨院では、膝そのものだけでなく、土台である足首や、衝撃を吸収する股関節、そして全体のバランスを司る骨盤の軸を整えます。軸が整えば、投球時の衝撃が分散され、摩耗した軟骨への負担を最小限に抑えることが可能です。

また、炎症が強く出ている場合には、深部に直接届く鍼治療で痛みのセンサーを鎮めるアプローチも行っています。担当スタッフは、シニア世代の皆様が「一生現役でいたい」と願う気持ちを何より大切にしています。

ボウリング場の建物内という環境を活かし、皆様の投球スタイルを理解した上での的確なメンテナンスを提供いたします。膝の違和感を「年齢のせい」と諦めてしまう前に、ぜひ一度私たちにご相談ください。これからもストライクを狙い続けるための健やかな身体を、一緒に作っていきましょう。