関節痛

関節痛の原因と予防

長時間同じ姿勢でいた時や動いた後などに、肘や膝が痛かったり指などの関節が動きにくかったと感じたことはないでしょうか。特に寒い時期には関節の痛みもいっそう感じやすくなります。湿布薬などで一時的には痛みが軽くなっても、かえって症状を悪化させかねません。関節のこわばりや腫れ痛みを感じたら、その原因を知ったうえで予防や治療を行うことが大切です。

今回は、「変形関節症」「スポーツ時の関節障害」「関節リウマチ」についてまとめましたので、ご参考ください。

変形関節症とは

関節の軟骨が、すり減って関節が変形し、痛みや腫れなどの症状を引き起こす病気です。

変形関節症になりやすい人

老化が主な原因だけに加齢とともに誰にでも起こりえます。次のような人は変形関節症になりやすいので注意しましょう。

・肥満気味・・・肥満になると膝にかかる負担も大きくなります。

・運動不足・・・肩、肘、膝などの関節が固くなり筋肉も衰え関節へ関節への負担が増えます。

・O脚気味・・・膝が外側に曲がっていると内側の軟骨がすり減りやすくなります。

変形関節症の予防

  関節に負担をかけない生活をする

・肥満気味の人は体重を減らす。

・肩、腰、肘、膝などを冷やさない。

・同じ姿勢を長時間続けない。(時々ストレッチなど)

・クッション性の良い靴を履く。

・正しい歩き方で歩く。(膝を伸ばし、かかとから着地。つま先で後ろへ蹴る。)

・O脚気味の人は靴のインソールで矯正する。

・杖を使う。

 

  トレーニングで関節の柔軟と周辺筋肉の強化

・ストレッチ(無理せずゆっくりと行う)

  1.前後左右に首を曲げ首筋を伸ばす。

  2.両手を前に伸ばして組み腕全体を伸ばしながら上左右に引っ張る。

  3.足を前後に開き前のめりになり後ろ足の膝裏や腱を伸ばす。

・浅い屈伸運動(無理のない回数で)

  背筋を伸ばした姿勢で膝を少し曲げては伸ばす動作を繰り返す。

・モンキーウォーク(負担にならないよう少しずつ続ける)

  膝を軽く曲げた姿勢でゆっくり歩く

※トレーニングは関節にはっきりした痛みや腫れて熱を持っている場合は、いきなりやってはいけません。医師や専門家の指示を受けてください。

スポーツ時の関節障害

最近、スポーツを始めた中高年の人に関節痛を起こす人が増えています。中高年になると関節の軟骨がすり減り、軽度の変形性関節症を起こすことがあります。つい無理をしてしまうのが最大の原因です。

最も多いのは膝の関節障害です。スポーツ時、膝には大きな力が加わります。歩く時には5~10倍もの負荷がかかります。いきなり走ったり跳んだりすると、膝に過度の負荷がかかり半月板が割れたり、じん帯の断裂を起こすこともあります。

また、足首の捻挫や肘の脱臼なども関節痛の原因になります。軽い症状でも、つい夢中になってやり過ぎ関節痛を起こすことも有り、ジムなどでトレーナーの指導を受けている場合でも膝や肘の状態は把握しづらいため自分でも注意する必要があります。

スポーツをしていて関節に違和感を覚えたら、炎症を抑えるために数日は休み、様子を見ることが大切です。

スポーツ時の関節障害の予防

・ストレッチなどの準備運動をきちんとする。

・膝に負荷がかかりにくいクッション性の良い靴を履く。

・最初はゆっくりから徐々にペースを上げて体を動かすようにする。

・翌日に疲れが残らない程度にする。

・スポーツの後は軽い体操などでクールダウンさせる。

※スポーツでのクールダウンとは、運動後に心拍数を落として筋肉をほぐし、疲労を回復させるための運動や処置です。

関節リウマチとは

変形関節症と並ぶ、関節痛の二大原因のひとつが関節リウマチです。

免疫の異常により関節の滑膜などに炎症を起こして腫れや痛みを起こし、進行すると関節の破壊、変形からの機能障害に至る病気で、主に手足の関節で起こりますが内臓を侵すこともあります。

滑膜(かつまく)とは関節包の内側を覆っている薄い膜状の組織で、関節の動きを滑らかにする役割を担っています。

※関節痛の原因には、ここに挙げた変形性関節症、関節リウマチ、運動障害のほか、関節に細菌が入って起こる化膿性関節炎および、肩関節周辺の腱などの老化による四十肩・五十肩や尿酸値が高くなる痛風などがあります。

関節リウマチの原因

完全に関節リウマチの原因がわかっているわけではありませんが、患者さんの免疫系(細菌などから体を防御するシステム)に異常があることは、よく知られており遺伝子の何らかの異常か、感染した微生物(ウイルス細菌)の影響か、あるいは両方の組み合わせによって起こるのではないかと考えられています。

免疫系の異常で関節の毛細血管が増加し血管内から関節滑膜組織にリンパ球やマクロファージなどの白血球が出現し、産生するサイトカン(TNFα、IL-6など)と呼ばれる物質の作用による炎症反応で、関節の内面を覆っている滑膜細胞が増殖し痛みや腫れを起こし、関節液が増加して軟骨や骨の破壊が進んでいきます。

関節リウマチかも?と思ったら早めに受診しましょう

早期に受診し適切な治療をすれば、関節の損傷を抑えつつ症状をコントロールすることが可能です。元に戻らないほど関節が変形してしまう前に、早めに受診しましょう。

関節リウマチを疑う症状は・・・

・服のボタンが外しづらい

・瓶のふたが閉められない。

・床に落としたものが拾えない。

・朝、目覚めた時にベットから起き上がれない。

今回は「変形関節症」「スポーツ時の関節障害」「関節リウマチ」について解説させていただきました。関節痛は関節の負担や軟骨のすり減りによる変形などによって炎症や腫れの症状を引き起こします。他にも痛風発作やインフルエンザなど、さまざまな原因が考えられます。痛みが長引く場合は病院で治療を受けましょう。

東洋スポーツパレス針灸整骨院では、痛みをしっかりと見極め、痛みを根本的に取り除くための効果的な施術が可能です。お気軽にご相談ください。

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