秋になり、夏の暑さが和らいで過ごしやすくなりましたね。しかし、なぜか肩こりや腰痛が治らない…と感じている人も多いのではないでしょうか?その原因は、夏に溜め込んでしまった**「冷え」**かもしれません。
夏の冷えが秋の不調を引き起こす理由
夏の冷房や冷たい飲み物は、体を一時的にクールダウンさせてくれますが、知らないうちに体の内側を冷やしてしまいます。この「夏の冷え」は、秋の不調につながる大きな原因となります。
- 血行不良:体が冷えると、血管が収縮し、血流が悪くなります。血液は、筋肉に栄養を届け、老廃物を運び出す役割を担っているため、血行が悪くなると、筋肉がこわばり、老廃物が溜まりやすくなります。
- 自律神経の乱れ:冷房の効いた室内と暑い屋外を行き来することで、体温を調整する自律神経が乱れます。自律神経は、血管や内臓の働きもコントロールしているため、そのバランスが崩れると、肩や腰の筋肉が過度に緊張し、痛みやこりを引き起こします。
- 筋肉の硬直:冷えは、筋肉を硬直させます。硬くなった筋肉は、柔軟性を失い、少しの動きでも負担がかかりやすくなります。特に、重力の影響で常に負担がかかっている肩や腰の筋肉は、硬直すると慢性的な痛みを引き起こしやすくなります。
今すぐできる【冷え対策】と【セルフケア】
夏の冷えによる不調を改善するために、今日からできる簡単な対策とセルフケアを紹介します。
1. 体を温める習慣をつける
- お風呂:シャワーだけでなく、38〜40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。体の芯から温まり、血行が促進されます。
- 温かい飲み物:白湯や温かいハーブティーなどを飲む習慣をつけましょう。冷たい飲み物は控えめに。
2. 適度な運動とストレッチ
- ウォーキング:全身の血行を良くするために、ウォーキングや軽いジョギングなど、適度な運動を取り入れましょう。
- 肩甲骨ストレッチ:座ったままでもできる、肩甲骨を大きく回すストレッチは、肩回りの血行を改善するのに効果的です。
- 腰のストレッチ:仰向けに寝て両ひざを抱え込むストレッチは、腰回りの筋肉をほぐすのに役立ちます。
3. 栄養バランスを整える
- 体を温める食材:ショウガ、ニンニク、ネギなど、体を温める効果のある食材を積極的に摂りましょう。
- 良質なタンパク質:筋肉の修復と強化のために、肉や魚、豆類などから良質なタンパク質を摂取しましょう。
まとめ
夏の間に溜まった冷えは、秋の慢性的な肩こりや腰痛の原因となります。体の声に耳を傾け、日々の生活に冷え対策とセルフケアを取り入れることで、不調を改善し、快適な秋を過ごしましょう。