タグ別アーカイブ: びまん性軸索損傷

「頭痛・めまい」が残ったら?高次脳機能障害の可能性と見落としがちな症状

交通事故後、しばらく時間が経っても「頭痛が続く」「ふらつきやめまいが取れない」といった症状に悩まされている方は少なくありません。検査では大きな異常が見つからず、「様子を見ましょう」と言われたものの、日常生活や仕事に支障が出ているようなケースでは高次脳機能障害の可能性を見落としてはいけません。本記事では、頭痛やめまいと高次脳機能障害の関係、見逃されがちな症状、そして早期対応の重要性について解説します。

交通事故後に続く頭痛・めまいの正体

交通事故では、衝突時の衝撃によって脳が揺さぶられ、脳震盪(のうしんとう)やびまん性軸索損傷といった目に見えにくい損傷が起こることがあります。CTやMRIで明確な出血や骨折が確認されない場合でも、脳の情報処理機能に障害が残ることがあり、これが慢性的な頭痛やめまい、集中力低下などの原因となります。

特に事故直後はアドレナリンの影響で症状が軽く感じられ、数日〜数週間経ってから不調が強くなることもあります。この「時間差」が、診断の遅れにつながりやすい点です。

高次脳機能障害とは何か

高次脳機能障害とは、脳の損傷によって記憶・注意・判断・感情コントロールなどの機能が低下する状態を指します。身体に麻痺が残らないことも多く、外見からは分かりにくいため、周囲に理解されにくい障害でもあります。

原因は交通事故、転倒、脳出血などさまざまですが、事故後に頭痛やめまいが長引く方の中には、この高次脳機能障害が背景にあるケースが少なくありません。

見落としがちな症状に注意

高次脳機能障害の症状は多岐にわたり、必ずしも「頭」に関する症状だけとは限りません。以下のような変化があれば注意が必要です。

  • 物忘れが増え、約束や指示を忘れる
  • 集中力が続かず、作業効率が著しく低下する
  • 些細なことでイライラし、感情の起伏が激しくなる
  • 人混みや騒音で強い疲労や頭痛、めまいが出る
  • 以前は問題なくできていた仕事や家事が難しくなる

これらは「性格の問題」「ストレスのせい」と片付けられがちですが、脳機能の障害として説明できる場合があります。

医療機関での評価と診断の重要性

高次脳機能障害の診断には、画像検査だけでなく、神経心理学検査や専門医による評価が重要です。頭痛やめまいが続く場合、整形外科だけでなく、脳神経外科や神経内科、リハビリテーション科への相談が勧められます。

また、症状を正確に伝えるために、日常生活で困っている具体的な場面をメモしておくことも有効です。「いつから」「どんな状況で」「どの程度困っているか」を整理することで、適切な評価につながりやすくなります。

後遺障害として認定される可能性

交通事故による高次脳機能障害は、後遺障害等級の対象となる可能性があります。しかし、外見上分かりにくく、検査結果も明確でない場合、適切に主張しなければ正当に評価されないことがあります。

そのため、診断書の内容や検査結果、日常生活への影響を客観的に示す資料が重要になります。医師との連携に加え、交通事故に詳しい専門家へ相談することで、見落としを防ぎやすくなります。

早期対応が回復と生活再建の鍵

頭痛やめまいを「そのうち治る」と我慢し続けると、適切なリハビリや支援を受ける機会を逃してしまうことがあります。高次脳機能障害は、早期に気づき、環境調整やリハビリを行うことで、生活の質を大きく改善できる場合があります。

事故後に続く不調は、決して気のせいではありません。自分自身の変化に気づき、専門的な評価を受けることが、将来の安心につながります。

まとめ

交通事故後に頭痛やめまいが長引く場合、その背景に高次脳機能障害が隠れている可能性があります。見落とされやすい症状だからこそ、早めの相談と正確な評価が重要です。「いつもと違う」「以前の自分ではない」と感じたら、その感覚を大切にし、専門家の力を借りてください。それが、適切な治療と補償、そして生活再建への第一歩となります。

 

東洋スポーツパレス鍼灸整骨院

急患診療24時までOK!土曜診療可!

交通事故専門士の資格を持つ医療資格者による確かな施術で痛みの根本ら改善する

📞092-852-4551

〒814-0022 福岡市早良区原5-20-40 

交通事故に関することなら、東洋スポーツパレス鍼灸整骨院にお任せください。