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その痛み、気のせいじゃない!等級認定の可能性あり

交通事故のあと、「病院で検査しても異常がない」と言われたのに、痛みやしびれが続いている…。
そんな経験をしている方はいませんか?
「気のせい」「時間がたてば治る」と片付けられがちですが、実はその痛みが後遺障害として認定される可能性があります。
今回は、「見えない痛み」がどのように等級認定されるのか、そして被害者が見逃してはいけないポイントを詳しく解説します。

■ 痛みがあるのに“異常なし”?その原因とは

交通事故後に多いのが「むち打ち」や「神経症状」です。
レントゲンやMRIで骨折がなくても、神経や筋肉、靭帯の損傷が原因で長期的な痛みが残るケースがあります。
これらは画像には映りにくいため、「異常なし」と言われることが多いのです。
しかし、痛みやしびれ、倦怠感などの自覚症状が長期間続く場合は、立派な「後遺症」として扱われるべき状態です。

■ 「気のせい」ではない!後遺障害等級認定の対象に

後遺障害等級は、交通事故で身体に残った後遺症を損害賠償の基準として数値化したものです。
全部で1級〜14級まであり、症状の重さによって区分されます。
なかでも「痛み」や「しびれ」といった神経系の症状は、12級13号または14級9号として認定されるケースが多く見られます。

たとえば…

  • 首や肩、腰の痛みが半年以上続いている

  • 手足のしびれや力が入りにくい

  • 頭痛やめまい、吐き気が慢性的に起こる

こうした症状がある場合、等級認定の対象になる可能性があります。
「画像に異常がないから無理」とあきらめるのは早計です。

■ 認定のポイントは「一貫性」と「医師の記録」

後遺障害等級の申請では、医師の診断書や経過記録が非常に重要です。
特にチェックされるのは以下の2点です。

  1. 症状の一貫性
     事故直後から現在まで、痛みやしびれの内容が変わっていないか。
     日によって訴えが異なると、「信用性が低い」と判断されることがあります。

  2. 治療の継続性
     途中で通院が途切れていると、「治ったのでは」と誤解されやすいです。
     忙しくても、定期的な通院を欠かさないことが大切です。

また、画像診断や神経学的検査の結果があると、認定の可能性はさらに高まります。
自覚症状だけでなく、客観的な証拠を積み重ねることがカギです。

■ 医師に伝えるときのポイント

「痛い」「しびれる」だけでは、医師に正確に伝わりません。
診察時には次のような点を具体的に話すと、診断書に反映されやすくなります。

  • 痛みの場所(首の右側、腰の左など)

  • 痛みの種類(ズキズキ、ビリビリ、重だるい など)

  • いつから・どんな動きで痛むか

  • 日常生活で困っていること(家事、仕事、睡眠など)

これらをメモしておくと、医師も症状を理解しやすく、カルテや診断書の精度が上がります。

■ 自賠責保険での認定手続きとは?

後遺障害等級の申請には2つの方法があります。

  1. 被害者請求(自分で申請)

  2. 事前認定(保険会社に任せる)

おすすめは「被害者請求」。
自分で資料を準備する分、納得いく形で証拠を整えられるからです。
医師の診断書、画像資料、通院履歴、症状固定の診断書などを揃えて提出します。

審査には数か月かかりますが、等級が認定されれば、慰謝料や後遺障害逸失利益を請求できます。

■ 認定されるとどうなる?

等級認定を受けると、賠償額が大きく変わります。
たとえば、14級(軽度の神経障害)が認められた場合でも、後遺障害慰謝料32万円前後+逸失利益が支払われることがあります。
12級になるとその額は100万円を超えることも珍しくありません。

「痛いのに理解されない」と悩んでいる人にとって、正式な認定は精神的にも大きな支えになります。

■ 注意!よくある認定されないケース

  • 通院の間隔が空きすぎている

  • 症状を口頭でしか伝えていない

  • 医師が「完治」と書いてしまった

  • 保険会社の指示に従うだけで申請をしていない

これらは、認定が難しくなる原因です。
少しでも不安があれば、交通事故専門の弁護士や行政書士に相談することをおすすめします。
専門家なら、書類の整え方や医師への伝え方など、具体的にサポートしてくれます。

■ まとめ:あなたの痛みは「気のせい」ではない

交通事故後の痛みやしびれは、他人には見えない苦しみです。
しかし、医師の診断や記録を丁寧に積み重ねることで、正当な補償を受ける権利があります。

「もう治らないのかな」「誰にもわかってもらえない」とあきらめる前に、
一度、後遺障害等級認定の可能性を確認してみてください。

あなたのその痛みは、決して気のせいではありません。
正しい手続きを踏めば、しっかりと認められる「証拠」になるのです。

 

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交通事故による神経根損傷型の概要と治療法

交通事故はしばしば身体に深刻な影響を及ぼし、特に神経系へのダメージが重大な問題となります。中でも、神経根損傷は、事故後にしばしば見られる疾患の一つです。神経根損傷型の障害は、痛みや運動障害を引き起こし、生活の質に大きな影響を与えることがあります。本記事では、交通事故による神経根損傷型の病態、症状、診断、治療法について説明いたします。

1. 神経根損傷とは

神経根損傷とは、脊髄から分岐した神経根が圧迫、引き伸ばし、または断裂することによって引き起こされる損傷です。脊髄神経は、脊柱(背骨)の中を通り、神経根として各部位へと分岐します。交通事故では、特に衝突時の急激な衝撃や、体が急激にひねられる動きが原因で、これらの神経根が損傷を受けます。

神経根は運動や感覚を支配しており、損傷を受けるとそれに関連する部位の機能に影響を与えることになります。神経根損傷は、最も一般的には頚椎(首の骨)や腰椎(腰の骨)で発生します。

2. 神経根損傷の原因とメカニズム

交通事故における神経根損傷の多くは、衝突の瞬間に体が急激に前後に動かされることによるものです。特に「むち打ち症」と呼ばれる状態は、首に強い力が加わることで神経根が圧迫され、損傷を受ける典型的な例です。

  • 追突事故:車が後方から衝突することで、急激に首が前後に振られることになります。この運動により、頚椎の神経根が圧迫または引き伸ばされ、損傷が発生します。

  • 側面衝突:車両が横から衝撃を受けると、身体が一方向に強制的にひねられ、特に腰部や首の神経根が損傷することがあります。

神経根の損傷は、骨折や脱臼などの直接的な外傷により起こることもありますが、衝撃による圧迫や牽引、ねじれなどの間接的な力が影響することが多いです。

3. 神経根損傷の症状

神経根損傷の症状は、損傷した神経根が支配する部位によって異なります。具体的な症状には次のようなものがあります。

  • 痛み:神経根の損傷によって、痛みが発生することがあります。痛みはしばしば神経が支配する領域に沿って放散し、例えば首や肩から腕にかけて鋭い痛みを感じることがあります。腰部の神経根が損傷を受けると、足に痛みが走ることもあります。

  • 感覚障害:神経根が損傷すると、その神経が支配している部位の感覚に異常をきたすことがあります。しびれや麻痺感がよく見られます。

  • 運動障害:神経根が損傷されると、その神経が支配する筋肉に対する運動機能が低下します。腕や足が動かしづらくなる、または力が入りにくくなることがあります。

  • 反射障害:神経根の損傷は、特定の反射を低下させることもあります。医師が膝や肘を叩いて反射を調べることで、神経根の損傷の程度を確認できる場合があります。

4. 神経根損傷の診断

神経根損傷の診断には、患者の症状に基づく詳細な問診と身体検査が重要です。特に事故後すぐに症状が現れる場合、その原因が神経根損傷である可能性が高いです。診断を確定するためには、以下の方法が使用されます。

  • MRI(磁気共鳴画像診断):MRIは脊髄や神経根の圧迫状態を評価するのに非常に有効です。事故後に神経根が圧迫されている状態や、炎症の程度を確認できます。

  • CTスキャン(コンピュータ断層撮影):骨折や脱臼などの骨の損傷を確認するために用いられることが多いです。

  • 神経伝導速度検査:神経根の伝導速度を測定することで、損傷がどの程度進行しているかを確認します。

5. 神経根損傷の治療法

神経根損傷の治療法は、損傷の程度や患者の症状により異なります。一般的な治療方法は以下の通りです。

  • 安静:事故後はまず安静にして、神経根の圧迫を避けることが重要です。

  • 痛みの管理:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤、筋弛緩薬を用いて痛みや筋肉の緊張を和らげます。

  • 理学療法:リハビリテーションを行い、筋力を回復させ、可動域を広げる治療を行います。

  • 外科的治療保存療法で改善が見られない場合、または神経根の圧迫がひどい場合には、手術によって圧迫を取り除くことが可能です。例えば、椎間板ヘルニアが原因で神経根が圧迫されている場合には、椎間板摘出手術が行われることがあります。

 

  • ブロック注射:神経根に直接注射を行い、炎症を抑えて痛みを軽減する治療法です。

6. 予後と回復

神経根損傷の予後は、損傷の程度や治療の早期介入によって大きく異なります。軽度の損傷では、数週間から数ヶ月で回復することが一般的ですが、重度の損傷や治療の遅れがあると、後遺症が残る場合もあります。症状の管理とリハビリが重要で、神経の回復に時間がかかることがあるため、長期的なフォローアップが必要です。

7. まとめ

交通事故による神経根損傷型の障害は、痛みや感覚異常、運動障害を引き起こし、日常生活に多大な影響を与えることがあります。しかし、適切な診断と治療を受けることで、回復の可能性は高く、症状を軽減することができます。早期に医師の診断を受け、治療を開始することが回復への鍵となります。

 

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交通事故による痛みは、事故直後だけでなく、後から現れることもあります。これは、事故の衝撃で筋肉や神経が損傷したり、アドレナリンの影響で痛みを一時的に感じにくくなったりするためです。、また、頸椎捻挫(むちうち)や腰椎捻挫など時間がたってから症状が悪化するケースも多いです。そこで今回は、長引く痛みの原因と後から痛みが出る理由や対処法について解説したいと思います。

 

【痛みの原因】 

1、筋肉や靭帯の損傷

交通事故の衝撃で、筋肉や靭帯が損傷し、炎症が起こることで痛みが生じます。

2、神経の圧迫

交通事故による椎間板のずれや骨の変形などが神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こすことがあります。

3、脳脊髄液の漏出

交通事故による衝撃で脳脊髄液が漏れ、減少することで頭痛や吐き気、めまい、倦怠感など多岐にわたる症状を引き起こすことがあります。

4、むち打ち(頸椎捻挫)

首が鞭のようにしなることで、首の筋肉や靭帯、神経などが損傷し、首や背中に痛みが生じます。軽く痛みが残る程度のものから神経などの損傷を伴う重症なものまで症状は多岐にわたります。

5、全身の筋肉痛

交通事故の衝撃により、全身の筋肉が瞬間的に過緊張を起こし、筋肉や末梢神経を損傷することがあります。

6、半月板損傷

交通事故による半月板損傷は、膝をひねるような動きや、側方からの衝撃で損傷しやすく、膝の痛みや腫れ、膝関節の可動域制限、膝のひっかかり感(ロッキング)などの症状を引き起こすことがあります。

7、関節の損傷

交通事故では、関節部位の骨折や脱臼が頻繁に起こりますが、レントゲンで骨の異常がないと診断されても、関節の痛みが続く場合があり、後から痛みが増してしまうこともあります。

8、CRPS(複合性局所疼痛症候群)

交通事故による外傷、特に骨折や神経損傷後に、原因となった外傷の程度に見合わない激しい痛みが慢性的に続く病態です。

  RSD(反射性交感神経ジストロフィー)

交通事故による外傷をきっかけに、激しい痛みが長期間続く病気で、CRPSの一種です。交感神経の異常な反射増進により、痛みや腫れ、関節拘縮(かんせつこうしゅく)などが生じます。

  カウザルギー

交通事故による末梢神経の損傷後に発生する慢性的な激しい疼痛を特徴とする症候群で、CRPSの一種です。神経の損傷が原因で灼熱感やアロディニア(異痛症。通常では痛みを感じない程度の刺激でも強い痛みを感じてしまう状態)が生じる症状です。

※神経損傷を伴わないものをRSD、伴うものをカウザルギーと読んでいましたが、現在ではその区別をせず、まとめてCRPSと扱われることが一般的です

 

【後から痛みが出る理由】 

アドレナリンの影響

交通事故の衝撃で、体内にアドレナリンが大量に分泌され、痛みを一時的に麻痺させるため、痛みを感じにくくなっていますが、時間が経つとアドレナリンの分泌が減少し本来の痛みが現れてきます。

炎症の遅れ

筋肉や靭帯の損傷は、直後ではなく、数時間~数日後に炎症が広がり、痛みが増強することがあります。

体の歪みや筋肉のこわばり

体の歪みや筋肉のこわばりは、事故の衝撃で筋肉や関節、神経などが損傷し、体のバランスが崩れることで起こります。初期には痛みを感じなくても、後から症状が現れることがあります。

 

【対処法】 

早期の医療機関受診

事故後は、症状がなくても、必ず医療機関を受診し、検査を受けることが大切です。

適切な治療

医師の指示に従い、適切な治療を受けることが重要です。

安静

痛む部位を無理に動かさず、安静にする。

姿勢の改善

歪んだ姿勢を矯正し、正しい姿勢を保つように心がける。

リハビリ

痛みが落ち着いたら、リハビリを行い、体の機能回復を目指しましょう。

ストレスの軽減

リラックスできる時間を作ったり、適度な運動をしたりすることが効果的です。

弁護士への相談

交通事故による後遺症や慰謝料など、法的問題については、弁護士に相談することをおすすめします。

 

交通事故の衝撃で、体内にアドレナリンが大量に分泌されると痛みを一時的に麻痺させてしまうこと、筋肉や靭帯の損傷で数時間後から数日後に痛みが増強すること、体の歪みや筋肉のこわばりで神経などが損傷すると体のバランスが崩れ、後から症状が現れることがあります。

交通事故による痛みは、放置すると後遺症や慢性的な痛みにつながるリスクがあります。交通事故で衝撃を受けた場合は、痛みがなくても医療機関で検査を受けるようにしましょう。

 

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