日別アーカイブ: 2025年12月15日

理学療法士が教える後遺障害リハビリの現場

交通事故に遭った直後は、誰もがケガの治療に目を向けがちです。しかし、実際に多くの患者さんを見ていると「本当の勝負はケガが治ってから」だと強く感じます。むち打ち、腰痛、しびれ、可動域制限など痛みそのものよりも、“残ってしまう後遺障害” がその後の生活に大きく影響するからです。

理学療法士として交通事故後のリハビリに携わっていると、患者さん一人ひとりの状態や生活背景によって、必要なアプローチが大きく異なることを日々実感します。今回は、後遺障害リハビリの現場で私たちが実際に行っていること、そして患者さんが押さえておくべきポイントをお伝えしていきます。

1. 事故直後の“痛みの正体”は一人ひとり違う

後遺障害リハビリは、まず“痛みの種類”を正しく見極めるところから始まります。

  • 筋肉の損傷
  • 靭帯の伸長(むち打ちの典型)
  • 神経の圧迫によるしびれ
  • 関節のズレや可動域制限
  • 姿勢の崩れによる二次的な痛み

例えば、同じ「首が痛い」という訴えであっても、原因が筋肉由来か神経由来かによってリハビリ方法はまったく違います。これを誤ると“効かないリハビリ”になるだけでなく、症状を悪化させることもあります。

理学療法士は、触診や可動域テストで細かく状態をチェックし、痛みの根本にアプローチします。

2. リハビリの基本は「正しく動かす」こと

交通事故のリハビリでよくある誤解は、

「痛いからできるだけ動かさないほうがいい」

というものです。

実は逆で、“痛くない範囲で適切に動かすこと” が回復を早めます。

長期間動かさないと、関節が硬くなり、筋肉が萎縮し、痛みが慢性化しやすくなるためです。私たちが指導するのは、無理のない範囲で行う可動域訓練や、事故後の状態に合わせたピンポイントの筋トレです。

特に大切なのは以下の3つ。

  • 関節の正常な動きを取り戻す 
  • 弱った筋肉を適切に鍛える 
  • 痛みを避けつつ安全に動く「順番」を覚える 

ただし、ネットの動画を見て自己流で行うのは危険です。事故後の身体はデリケートで、間違ったトレーニングは再発や悪化につながります。

3. “日常生活のクセ”が後遺障害を悪化させることも

リハビリは治療室の中だけで完結しません。

  • 長時間のデスクワーク
  • 片側だけで荷物を持つ習慣
  • 歩き方のクセ
  • 座り姿勢の歪み

こうした日常生活のクセが、後遺障害の症状を長引かせる大きな原因になることがあります。

現場では、患者さんの生活スタイルまで細かくヒアリングし、

  • 座り方
  • 立ち方
  • 歩き方
  • 寝る姿勢

などを一緒に見直します。

「リハビリで良くなる → 日常生活で崩れる」を繰り返さない仕組みをつくることが、後遺障害改善の鍵です。

4. 精神的ストレスが痛みに影響する

交通事故を経験した方の多くが抱えるのが“精神的ストレス”です。

  • 不安
  • 怒り
  • 恐怖心
  • 事故のフラッシュバック

これらはすべて身体の緊張や痛みの感受性に影響を与え、痛みを強く感じやすくします。

理学療法士の現場では、患者さんとの会話も治療の一部と考えています。

「痛みがいつ良くなるかわからない」という不安を和らげ、リハビリの見通しを丁寧に説明することが、精神的負担を軽減し、結果的に症状の回復を早めるのです。

5. 後遺障害と認定手続きの“現実”

現場でよくいただく相談が、

「この痛みは後遺障害に該当するのか?」

というもの。

理学療法士として医学的な見解を伝えることはできますが、認定の最終判断は医師と自賠責側が行います。

大切なのは、

  • 症状を正確に伝える
  • 医師と理学療法士の記録を揃える
  • リハビリの経過を丁寧に残す

という3つ。

適切な手続きのためにも、医療者と連携をとりながら進めることが重要です。

6. 後遺障害リハビリのゴールは“痛みなく生活できること”

私たち理学療法士が大切にしているのは、治療ではなく「生活の回復」です。

  • 仕事に復帰したい
  • 子どもを抱っこしたい
  • 趣味のスポーツに戻りたい
  • 朝起きた時に痛みのない生活がしたい

これらの“あなたの目的”が、リハビリのゴールになります。

理学療法士の役割は、一人ひとりの生活背景を理解し、その人に合わせたオーダーメイドのプログラムで後遺障害を最小限にとどめることです。

事故後の不安や痛みは、決して“我慢すればそのうち良くなる”ものではありません。
適切なリハビリを行うことで、身体は必ず変わり、生活の質は取り戻せます。

まとめ

交通事故の後遺障害リハビリの現場では、単なる「ケガの治療」だけではなく、
痛みの根本原因の分析・正しい動作の獲得・日常生活の改善・心理面のサポート
を総合的に行います。

事故後の身体の悩みが続く方は、ぜひ専門の理学療法士に相談し、
“未来の生活を守るためのリハビリ” を始めてください。

 

東洋スポーツパレス鍼灸整骨院

急患診療24時までOK!土曜診療可!

交通事故専門士の資格を持つ医療資格者による確かな施術で痛みの根本ら改善する

📞092-852-4551

〒814-0022 福岡市早良区原5-20-40 

交通事故に関することなら、東洋スポーツパレス鍼灸整骨院にお任せください。

アスリートが成果を最大化する「心拍数ゾーン」活用術🔥 強度調整でパフォーマンスは変わる!

「同じ時間トレーニングしているのに、思うように強くなっている気がしない…」

アスリートの中には、頑張っているのに成果が伸び悩むという悩みを抱える方も少なくありません。
その原因のひとつが、トレーニング強度の設定ミス
効率よく力を伸ばすには、心拍数ゾーンを活用した強度管理が大きな鍵になります💡

TOTAL CONDITION GYM AXISでは、整骨院の医学的知識とトレーニング理論を組み合わせた指導を行い、アスリートの身体に合わせた最適な強度調整を徹底しています。
本記事では、そのエッセンスをわかりやすくお伝えします。


心拍数ゾーンで強度を調整する重要性🔥

心拍数は「今の体がどれだけ頑張っているか」を示す分かりやすい指標です。
アスリートが心拍数ゾーンを把握することで、

  • オーバートレーニング防止
  • 持久力アップ
  • 質の高いトレーニング設計
    が可能になります。

心拍数ゾーンとは?💡

「ゾーン」とは、最大心拍数に対する割合で運動強度を5段階に分けたもの。
一般的には次の通りです👇

1️⃣ ゾーン1(50〜60%)

回復目的。ウォームアップやクールダウンで活躍。

2️⃣ ゾーン2(60〜70%)

脂肪燃焼&持久力向上。長時間のトレーニングに最適。

3️⃣ ゾーン3(70〜80%)

心肺機能アップ。テンポ走や中強度のインターバルに使用。

4️⃣ ゾーン4(80〜90%)

無酸素運動の強化。レースペースに近い負荷。

5️⃣ ゾーン5(90〜100%)

最大努力。短いダッシュや高強度インターバルに使う領域。


実践方法(具体的ステップ)🌟

1️⃣ 最大心拍数を計算する

一般的な計算式は👉 220 − 年齢
例:35歳なら最大心拍数は 185bpm

そこから各ゾーンを算出します。
例:ゾーン2(60〜70%)= 111〜130bpm

2️⃣ ウォームアップ:ゾーン1で10分

心拍数をゆっくり上げ、体を起動させます。

3️⃣ メイントレーニング:目的に合わせて強度調整

👉 持久力を上げたいなら
  • ゾーン2で30〜45分走る
  • 呼吸は「ややキツいけど会話できる程度」
👉 心肺機能を強化したいなら
  • ゾーン4で3分×4セット
  • セット間はゾーン1で2分休む
  • 強度のメリハリが重要🔥
👉 瞬発力やスピードを高めたいなら
  • ゾーン5で20〜30秒ダッシュ × 5本
  • 休憩は1分しっかり取り、心拍数を落とす

4️⃣ クールダウン:ゾーン1で8〜10分

心拍数を徐々に戻し、疲労を残しにくくする。

5️⃣ トレーニング管理

心拍計やスマートウォッチを使用し、心拍数をリアルタイムで確認すると精度がアップ🏋️‍♂️
トレーニングの質も安定し、ケガの予防にもつながります。


まとめ

心拍数ゾーンを使った強度調整は、アスリートの成長を加速する必須ポイント🌟です。
ただ闇雲に頑張るのではなく、身体に合ったロードマップを作ることで、トレーニングはもっと効率よく、もっと強くなれます。

👉 次回は「トレーニングログ活用法」について解説予定です。
お楽しみに!


TOTAL CONDITION GYM AXISは、鍼灸整骨院の知識を活かし、整骨・整体に詳しいスタッフが科学的根拠に基づいたパーソナルトレーニングを提供するジムです。

院長は整形外科勤務経験や多数の資格を持ち、スタッフには柔道整復師や元理学療法士も在籍。
一人ひとりに合わせた専門的な指導で、筋力アップや健康維持をサポートします。

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初心者でもできる!運動後の回復を最速で高めて代謝アップする方法

「運動した後、疲れが残る…」
「翌日まで体が重い…」
そんな悩みはありませんか?👉

特に運動初心者の30〜40代では、仕事や家事で疲れがたまりやすく、回復が追いつかないことも。
実は、運動後の回復方法をしっかり行うだけで、翌日の体調が大きく変わり、さらに代謝アップ🔥につながります。

TOTAL CONDITION GYM AXISでは、整骨・整体の専門知識を活かし、科学的根拠に基づいた回復アプローチを重視しています。
そのノウハウを今回はブログでお伝えします。


💡運動後の回復が大切な理由

適切な回復を行うと、筋肉の修復が早まり、疲れにくい身体を作れます。
逆に回復を怠ると、筋肉痛が長引き、運動の継続が難しくなることも。
特に30〜40代は回復力が落ちやすいため、意識して回復習慣を取り入れることが大切です。

🌟回復を早める3つの基本

1️⃣ 水分補給:体の巡りを整える

運動後は汗で2〜3%の水分が失われます。
失った水分を戻すことで、筋肉の修復がスムーズに進みます。
👉 運動後30分以内にコップ2杯(約400ml)の水を目安に補給しましょう。

2️⃣ 軽いストレッチ:こわばった筋肉をゆるめる

運動直後は筋肉が硬くなりやすく、放置すると血流が悪化し疲労物質が残りやすくなります。
👉 太ももや背中、肩まわりを1種目20〜30秒じっくり伸ばすだけでOK。

3️⃣ 栄養補給:筋肉の材料を届ける

筋肉の回復には材料となるたんぱく質が必要です。
👉 運動後45分以内

  • タンパク質20g(ゆで卵2個、ヨーグルト、プロテインなど)
  • 炭水化物20〜30g(バナナ1本、おにぎり半分など)
    を摂ると効果的です。

🏋️‍♂️実践方法(初心者でも今日からできる)

1️⃣ 運動後5分:呼吸+ストレッチ

👉 深呼吸を5回
👉 太もも前後・ふくらはぎ・胸のストレッチを各20秒ずつ

2️⃣ 運動後30分以内:水分+栄養補給

🏋️‍♂️ 水400ml、ゆで卵2個 or プロテイン1杯
🔥 エネルギー切れを防いで代謝を維持

3️⃣ 帰宅後:お風呂で血流アップ

40〜41℃のお湯に10分つかると筋肉がゆるみ、回復が加速します。

4️⃣ 就寝前:睡眠の質を上げるルーティン

👉 スマホを寝る30分前にオフ
👉 部屋の照明を暗めに
これだけで成長ホルモンの分泌が高まり、回復力が大幅アップ🔥


✅まとめ

運動後の回復は「特別な人だけがやるもの」ではなく、運動初心者こそ積極的に取り入れるべき習慣です。
水分・栄養・ストレッチの3つを押さえるだけで、翌日の体が軽くなり、結果として代謝アップにもつながります🌟

👉 次回は、「ウォーミングアップの重要性」をお届けします!
お楽しみに!


TOTAL CONDITION GYM AXISは、鍼灸整骨院の知識を活かし、整骨・整体に詳しいスタッフが科学的根拠に基づいたパーソナルトレーニングを提供するジムです。

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メタボ対策は“運動の質”で決まる🔥 代謝向上で健康を守る簡単エクササイズ術

「最近お腹まわりが気になってきた…」
「健康診断で“腹囲増加”と言われた…」

30〜40代になると、仕事や家庭での忙しさから運動量が減り、気づけばメタボ予備軍に。
さらに代謝が落ちやすくなる年代なので、放っておくと体重が増えやすく、疲れも抜けにくくなってしまいます。

しかし安心してください。
メタボ対策運動は特別なものではありません。
日常生活に“ちょっとした工夫”を取り入れれば、誰でも代謝を上げて健康的な体を取り戻せます🌟
今回は、整骨・整体の専門知識を持つTOTAL CONDITION GYM AXISの視点で、メタボを効率よく防ぐ方法をわかりやすく解説します。


なぜメタボになる?代謝低下のメカニズムを解説💡

基礎代謝は、20代をピークに少しずつ低下していきます。
筋肉量が落ちることで消費カロリーが減り、脂肪がつきやすくなることがメタボの大きな原因👇
さらに、運動不足や睡眠不足、ストレスなども代謝低下のトリガーとなります。

メタボ対策運動のポイントは「軽〜中強度+継続」🔥

脂肪燃焼と代謝向上には、

  • 全身を使う軽〜中強度の運動

  • 筋肉を刺激する筋トレ
    この2つを組み合わせることが重要です。

アスリートのような激しい運動は不要。
むしろ、続けやすい“ややキツい”レベルが効果的です。

1️⃣ 有酸素運動:内臓脂肪を落とす

ウォーキングや軽いジョギングはメタボ対策運動の王道。
脂肪は酸素を使って燃えるため、20分以上の継続がポイントです。

2️⃣ 筋トレ:代謝を底上げ

筋肉は“エネルギー消費装置”。特に下半身を鍛えることで日常の消費カロリーが増えます。
代謝向上を狙うなら、スクワットやヒップリフトなどの多関節運動が効果的。

3️⃣ 生活習慣の見直し:運動だけでは足りない

姿勢の悪さや長時間の座り姿勢は、代謝低下につながります。
1時間に1回は立ち上がるだけでも血流が改善して◎


実践方法(今日からできるメタボ対策運動)🌟

1️⃣ ウォーミングアップ(5分)

👉 軽いストレッチと深呼吸で体をほぐす
👉 肩回し20回、股関節を大きく10回回す

2️⃣ 有酸素運動(20〜30分)

🏠 自宅周辺でできるウォーキングでもOK

  • 最初の5分:会話できる軽いペース

  • 中盤15〜20分:やや息が上がるペース🔥

  • 最後の5分:ゆっくり戻す

3️⃣ 代謝向上のための筋トレ(10分)

👇 各トレーニングを 15回 × 2セット

  • スクワット

  • ヒップリフト

  • 膝つき腕立て伏せ
    👉 休憩はセット間30秒

4️⃣ クールダウン(5分)

  • 太もも裏・胸・ふくらはぎを各20秒ずつストレッチ

  • 深呼吸でリラックス

5️⃣ 日常習慣(意識するだけでOK)

  • 1時間に1回立ち上がる

  • 夕食は就寝2〜3時間前

  • 水分は1日1.5〜2Lを目安に補給


まとめ

メタボ対策は「難しい運動」ではなく、「継続しやすい習慣」と「軽〜中強度の運動」がカギです。
代謝向上を意識するだけで、体が軽くなり、お腹まわりの変化も感じやすくなります。

👉 次回は、「ストレスを解消する運動」について詳しく解説します。
お楽しみに🌟


TOTAL CONDITION GYM AXISは、鍼灸整骨院の知識を活かし、整骨・整体に詳しいスタッフが科学的根拠に基づいたパーソナルトレーニングを提供するジムです。

院長は整形外科勤務経験や多数の資格を持ち、スタッフには柔道整復師や元理学療法士も在籍。
一人ひとりに合わせた専門的な指導で、筋力アップや健康維持をサポートします。

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