本日は肉ばなれについて説明したいと思います。
○肉ばなれとは
打撲などの直達外力による「筋挫傷」とは違って、自らの筋力(拮抗筋の力)または介達外力のより抵抗下に筋が過伸展されて発症するもの。
肉ばなれは羽状筋に多く遠心性収縮(筋が縮みながら伸ばされる)により、筋腱移行部で損傷します。
(羽状筋の収縮)
肉ばなれは、ハムストリング(太ももの後ろ)→下腿三頭筋(ふくらはぎ)→大腿四頭筋(太ももの前)の順番で起こりやすいです。
最も起こりやすいと言われているハムストリングの肉ばなれを説明します!
○ハムストリングの肉ばなれ
ハムストリングは内側の半腱様筋、半膜様筋、外側の大腿二頭筋からなります。
そのなかでも大腿二頭筋の損傷が多いです。
(右脚の裏)
肉ばなれが起きやすい場面は疾走中で特に、下腿が振り出されて接地に至る過程や接地から蹴り出す過程で起こりやすいです。

○ハムストリングの肉ばなれの要因
・筋疲労
・筋損傷の存在
・ウォーミングアップの不足
・柔軟性の低下
・下肢のアライメント異常
・電解質の枯渇
・左右のハムストリングの筋力のアンバランス
・ハムストリングと大腿四頭筋の筋力のアンバランス
などがあります。
○診断
鋭い、力の抜けるような大腿後方の痛みや、場合によっては音がするような突然の衝撃を感じることが多い。
うつ伏せになり膝を曲げハムストリングの緊張を取り除いた状態で見ていきます。
損傷部に圧痛があり、腫脹、皮下出血、および筋の硬結や陥凹などが重症度に応じてみられ、重症に近づくにつれ欠損部を触れるようになります。
しかし損傷後、時間がたつと血腫が欠損部を満たし触れにくくなるため早期の診察が大切です!
・画像診断
単純X線、MRIなどでMRIは重症度を迷う場合に有用です。
・徒手検査
うつ伏せでの膝関節の伸展ができるか、仰向けで膝を曲げずに脚を挙げていく(SLR)
※SLRは普段の柔軟性を調べておくと損傷時と比較ができる。
(SLR)
Ⅰ度:予後が良好で、数日から数週間
Ⅱ度:明らかな筋腱移行部の損傷があり、数週から数ヶ月
Ⅲ度:坐骨結節部での完全断裂、予後は不良で数ヶ月以上かかる(手術適用)
○治療
重症度に関係なく、初期治療はRICE処置です。
Rest(安静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上)
物理療法・ストレッチング・筋力強化などを行っていく。
ストレッチ(ハムストリング)
レッグカール
スクワット
次回は『脊柱PART3』について説明させていただきます。
GW、怪我などには気をつけて皆さまお過ごしください!
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